皆さん、鴨肉には旬の時期があるってご存知ですか。
私は、あまり鴨肉について知りませんでしたが、鴨肉は高級な料理のイメージが強いですよね。
鴨肉はなかなか食す機会はあまりありませんし、どんなお肉かも知らないと食べようとは思いませんよね。
食べてみると風味も良く味もおいしいと評判の鴨肉ですが、一番おいしい旬の時期はあるのでしょうか。
他の野菜やお肉にも同様に美味しく食べれる時期もある事から、鴨肉にも旬の時期があるのか気になりますよね。
今回は気になる鴨肉の魅力と旬の時期はいつ頃なのかご紹介したいと思います。
カモ肉の旬の時期はいつ??
鴨肉の気になる旬の時期はいつなんでしょうか。
11月上旬~2月下旬な時期で、美味しく召し上がれるそうですよ。
何故かというと、冬の寒さが厳しくなると脂がのり、味に深みが増し旨味が出るからです。
繁殖期には、アイガモの狩猟は禁止されるため、狩猟解禁日も定められており11月15日~2月15日の期間は、狩猟禁止という決まりもあるそうです。
野生を保護しつつも、狩猟をし野生の鴨を食べる事で増えすぎたり、減りすぎたりする事を防ぐことも考慮もされています。
晩秋から寒期に差し掛かるにつれて、魚は脂が乗り始める時期ですが肉も同様に脂が乗って美味しくなるんです。
特に鴨肉なんかは12月にかけて特に旨味を増してくるんですよね。
旬を逃すとあの時食べておけば…と後悔をしちゃいますよね。
何が言いたいかって12月の出稼ぎ枠(繁忙期)があと僅かです。 pic.twitter.com/eWm25nC3SA
— お料理系スカウト🍽なべ (@hanpajanao) November 17, 2020
お昼は鴨せいろ😋
一瞬一面に浮いてる脂にビックリするところだけど、身体をつくるのに必須な良質な脂(不飽和脂肪酸)の含有量が豊富なのが鴨肉の特徴🦆
『鴨が葱を背負ってくる』ということわざがありますか、栄養面でも葱が鴨の栄養の吸収率をあげてくれるそうです👆🏻
寒いこの時期が旬ですよ😋🦆 pic.twitter.com/QCojUQsfMz— ぐりこ (@guric0r0) January 15, 2022
鴨肉のよく食べられるのは、一般的に「マガモ」がよく食べられます。
鴨肉は、石川県で郷土料理の「治部煮」(じぶなべ)として、ねぎ・こんにゃくなどをとり合わせた「鴨鍋」が食べられています。
煮る際は煮すぎず、しっかりと火を通すことで、おいしく食べることができます。
鴨肉とネギの相性がいいので、調理する際によく使われることから、カモネギと言われるゆえんになったそうですよ。
鴨には種類はある?!鴨肉ってどんなお肉??
あまり馴染みのない、鴨肉はそもそもどんなお肉なのかわかりませんよね。
鴨には品種があるのかを調べてみると4品種いる事がわかりました。
気になるので調べてみた所によると、鴨は日本古来から流通している、狩猟(しゅりょう)の対象の鳥だったそうです。
ジビエ料理や中国調理の北京ダックも「かも」のお肉を使用して食べられています。
日本で一般的に流通しているのは、「アイガモ」という種類の鴨だそうです。
その他にも種類があるので紹介させていただきます。
【マガモ】
日本に、秋になると北方から渡来し春になると北に帰ります。
繁殖期には、雄の頭部が緑色になることから別名「青首」(あおくび)と呼ばれるそうです。
鳥の肉の中で最も、美味といわれる高級食材として、ロースト、焼き物、鍋物に使われるそうです。
【アイガモ】
アヒルと野生の鴨を交配させた鴨がアイガモです。アヒルをアイガモとして、流通させることもあります。
匂いや臭みがないという事から、大体の鴨料理にはアイガモを使用することが、多いようです。
肝臓はレバーペーストにした加工して使用しています。
ミュラール種はフォアグラを作るための品種として飼育されています。
【ガチョウ】
ガチョウもカモ科の仲間で、食べられています。野生の雁(ガン)を古くから飼いならしたガチョウです。
ドイツや中国で食されることも多く、流通しているようです。ガチョウの肝臓を肥大させたて、フォアグラにしたり、テリーヌなどに用いているそうです。
🇨🇿チェコでは、11月11日・聖マルティンスの日にガチョウ料理を食べる伝統があります🦆🍽️梨やリンゴ、プラムでスタッフィングし、クネドリーキと紫キャベツを添えます🤤数時間だけ発酵させた若いワインを飲みながら頂きます🍷#チェコへ行こう #チェコで何食べる #チェコ飯 pic.twitter.com/Smg5lIaE4h
— チェコ共和国【公式】 (@JpCzechRepublic) November 10, 2019
【アヒル】
野生のマガモを家畜として育て、飼いならしたものをアヒルと呼ぶそうです。
北京ダックなどは、このアヒルが使われます。
アヒル
漢字では『家鴨』と書くことからわかるように、マガモを家禽として飼い慣らしたものがアヒル
そのため分類上はマガモであるが、家畜化したことによって体は一回り大きくなり、飛行能力も衰退して数mしか飛ぶことができない
食用や愛玩用の他、鴨狩りの囮(デコイ)として使われていた pic.twitter.com/uqI5MhG7tR— ウサヒロ🏳️🌈(写真撮影と雑学アカ) (@usahiro_photo) May 25, 2021
美味しく食べれるけれど、北京ダックの正体はあまりしられていませんよね
鴨肉を美味しく食べられる調理方法は??
鴨肉を美味しく食べるには、部位に合わせた調理法を使うとおいしく食べる事ができます。
鴨肉の美味しいおすすめの部位も紹介したいと思います。
- もも肉:胸肉よりも味が濃く、弾力もあるのですが、火を通しすぎてしまうとお肉が硬くなってしまうのでコンフィーにして食べるのがおすすめの部位です。
- 胸肉:ロース肉は、牛や豚では背肉の事を言いますが、鴨の場合は胸肉がロースやフィレとして扱われます。鴨鍋、鴨すき、鴨しゃぶ、鴨南蛮などに調理してもおいしく食べられます。
- ささみ肉:高たんぱくでヘルシーで、鶏のささみ肉と同じで脂肪分はありません。鶏肉のささみとは、違い肉色が赤い色をしています。
鴨肉を美味しく食べるには、部位に合わせた調理法を使うとおいしく食べる事ができます。
おすすめメニューも3つを紹介したいと思います。
鴨のももを使ったコンフィーのつくり方は、低温調理がお肉が柔らかくおいしく食べる事ができます。
【コンフィー作り方】
材料(3人分)
鴨ロースブロック:300gくらい
塩:小さじ1/2
〇ローリエ:1枚
〇ローズマリー:1枝
〇タイム:1枝
〇にんにく:1片
黒胡椒ホール:7粒
オリーブオイル:適宜
◎ブルーベリーソース
ブルーベリー:200g
バター:10g
砂糖:大さじ1
バルサミコ:大さじ1
赤ワイン:100cc
塩:少々(無塩バター使用時のみ)
【作り方】
- 鴨肉のドリップをペーパーでよく拭き取り、 皮目を格子状に切りこみを付ける
- お肉に塩を擦り付けるようにまぶして、アイラップなど耐熱袋に入れる。
- 〇を袋に入れ、肉が浸るくらいまでオリーブオイル入れて、袋の空気を抜いて口を閉める。
- 低温調理器65℃で1時間半加熱し、取り出したら室温になるまで置いておく
- フライパンにオリーブオイルを敷き、皮目から焼き色がつくまで両面焼く
- 肉をカットして下記のブルーベリーソースと共に盛り付けて完成です。
【ブルーベリーソース作り方】
-
- フライパンにバルサミコ以外の材料を入れて中火で加熱する。
- ブルーベリーが柔らかくなったら、バルサミコを加えて全体にあえたら出来上がり。
【鴨肉のロースト作り方】
材料(3人分)
鴨肉:300g
醤油:小さじ3
みりん:小さじ2
料理酒:小さじ2
粒マスタードはお好みの量
甘めがいい方は、砂糖を小さじ1足すと甘めにできます。
【作り方】
- フライパンを中火で温め、鴨肉を皮の方を下にして焼く。
- 皮に焼き色がついたらひっくり返し、調味料を加えて蓋をし、弱火にして10分〜15分程じっくり焼いていく。
- お肉を少し押し、肉汁が透明であれば火を止め、薄切りにして盛り付けたら完成です!
石川県の金沢の郷土料理「治部鍋」(じぶなべ)をしてもおいしく鴨肉が味わえます。
【治部鍋作り方】
材料(1人分)
鴨肉:120g(12切れ)
すだれ麩:1枚
里芋:4個
生しいたけ:4枚
ほうれん草またはせり:1/4束
花麩(お好みで):4切れ
小麦粉:適量
〇 薄口醤油:大さじ2
〇濃口醤油:大さじ2
〇みりん:大さじ2
〇酒:大さじ2
〇砂糖:大さじ1
〇だし汁:2 1/2カップ強
わさび:適量
【作り方】
-
- 鴨肉はそぎ切り、すだれ麩は適宜に切り、ゆでこぼしておく。里芋は皮をむいて下ゆでし、生しいたけは石づきをとり、飾り包丁を入れる。青菜はゆでてすだれでかたちをととのえ、2~3cmに切る。
- 鍋に〇の調味料を入れて火にかけ、煮立ったらすだれ麩、里芋、花麩、生しいたけを入れて煮、いったん引き上げる。
- 鴨肉にたっぷりの小麦粉をまぶして、2に入れて煮、火が通ればこれも引き上げる。
- 器に2、3を盛り、青菜をそえる。
- 〇の煮汁に水ときの小麦粉で濃度をととのえ、4にかけ、わさびを天盛りにする。
郷土料理として、鴨肉を美味しい調理方法も知っていれば、鴨肉を美味しく食べられます。
鴨肉の代用として、鶏肉で作ることもあるようです。
日本では鴨肉はあまり親しみがないですが、お鍋料理は作りやすくて、手軽に鴨肉を楽しめる方法ですよね。
まとめ
- 鴨肉には4種類ありました。
- 鴨肉の旬は11月上旬~2月までした。
- おすすめ部位は、もも肉・胸肉・ささみ肉です。
鴨肉はあまり馴染みがないので、高価なお肉という扱いなので、スーパーなどには鴨肉が販売されていないので、鴨肉は高級食材として中華料理に使われます。
日本でよく食べられているのは「マガモ」が食べらることがおおいそうです。
ネット通販で購入できたりするので気になる方は調べてみるのもいいと思います。
旬の時期は、11月上旬~2月迄で繁殖期は狩猟が禁止されている為、食べられる時期が限られてしまうそうです。
鴨肉は、旬の時期に食べる事によって旨味がます為、お肉にも脂がのり弾力もあり、美味いお肉があじわえます。
おすすめの部位は、もも肉や胸肉、ささみ肉が食べやすいようです。
鴨肉を鴨鍋にしたりローストにして、調理をするとおいしく食べる事ができますよ。
今を逃すとおいしい時期の鴨肉が味わえる機会を逃してしまうので、この機会に一度、購入して食べてみたいですよね。