「最近なんだか疲れやすいなぁ」
そう感じている方、豚肉食べていますか。
「え、豚肉?なぜ?」と思った方はこの記事をぜひ最後まで見てください。
実は豚肉は、疲労回復に効果的な栄養素がダントツに多く含まれている食材なのです。
また女性に嬉しい栄養素が沢山含まれています。
今回はそんな豚肉の栄養素や効能をご紹介するだけでなく、効果的な食べ方もご紹介していきます。
詳しく学んで、美味しく疲れ知らずな体を手に入れましょう。
豚肉の主な栄養はこの5つ!!詳しい効能を知って美味しく健康的に
お手頃な価格から食卓に並ぶことも多い豚肉。
普段何気なく食べていますが、実はとても栄養素の多い食材。
・タンパク質
・ビタミンB群
・オレイン酸とステアリン酸
・鉄分
・亜鉛
健康的な体を手に入れるために欠かせない豚肉。
効能も一緒に詳しくご紹介していきます。
タンパク質
タンパク質は人間の皮膚・内臓・髪の毛・爪などを構成する重要な成分です。
不足すると免疫機能が停止したり、集中力や思考力が低下してしまう可能性があります。
豚肉にはアミノ酸のバランスが取れた良質なタンパク質が沢山含まれています。
特にヒレやロース、モモなどの赤身の部位に豊富に含まれていて、ヒレ肉は炭水化物の代謝を促進するビタミンB1が多く含まれているので、ダイエット中にもおすすめです。
ビタミンB群
豚肉に豊富なビタミンB群は人間が生きるために必要なエネルギーを作り出す大切な栄養素です。
特に豚肉には疲労回復や夏バテ対策に効果的なビタミンB1が牛肉や鶏肉の約10倍含まれています。
その他にも豚肉に含まれているビタミンB群の栄養素と効能は以下の通りです。
ビタミンB1 | 糖質の代謝を促進・脳や神経の働きを助ける・アルコール代謝に関与 |
ビタミンB2 | 糖質や脂質の代謝を促進・皮膚や粘膜の健康を維持・口内炎や肌荒れを予防 |
ナイアシン | 皮膚や粘膜の炎症を予防・アルコール分解を促進・血行促進・神経症状の改善 |
ビタミンB6 | タンパク質や脂質の代謝を促進・脂質の抗酸化作用・神経伝達物を形成 |
ビタミンB12 | 貧血を予防・睡眠の質を向上・脳の発育を助ける |
葉酸 | 赤血球を合成し貧血を予防・胎児の正常な発育に寄与 |
オレイン酸・ステアリン酸
オレイン酸やステアリン酸などの脂肪酸は、悪玉コレステロールを減少させ、血液をサラサラにする働きがあり、豚肉の脂に豊富に含まれています。
これらは高コレステロール値の改善や動脈硬化の予防にも効果的です。
オレイン酸やステアリン酸は脂身の多いバラ肉に最も多く含まれていますが、脂肪を増やす原因となる脂肪酸も多く含んでいるので食べ過ぎには注意しましょう。
鉄分
豚肉には赤血球に含まれるヘモグロビンの原料になる鉄分も豊富に含んでいます。
このヘモグロビンが低下すると、疲れやすさや頭痛、息切れなどの鉄欠乏性貧血の症状が現れます。
なんと成人女性の5人に1人が鉄不足による貧血と言われていることから、女性は積極的に鉄分を摂取することをおすすめします。
亜鉛
亜鉛は不足すると味覚障害を引き起こすと言われています。
ダイエットなどで極端に少ない食事を続けていたり、偏った食事のせいで亜鉛不足による味覚障害が近年心配されています。
ダイエットの為と無理な食制限をしているとかえって体を壊してしまう可能性があるので、豚肉を食べるのはもちろんいろいろな食品をまんべんなく食べるようにしましょう。
豚肉の効果的な食べ方は!?5つの意識で栄養を逃さず摂取しよう!!
豚肉の栄養素を学んだところで、ここからは栄養を逃さない効果的な食べ方を5つご紹介。
・茹で汁も残さず調理する
・豚肉自体の油で調理する
・柔らかく調理する
・焦がしすぎた豚肉は食べない
・保存時にはラップに包む
これらを意識するだけでしっかり栄養を摂取することができます。
せっかくの栄養素を無駄にしないように意識するようにしましょう。
茹で汁も残さず調理する
豚肉に豊富なビタミンB1は水溶性のため、茹でて調理するとビタミンB1が流れ出てしまいます。
そのため茹で汁でスープを作るなど残さず調理をすることを心がけましょう。
【宅飯模様】今が真っ盛りの夏野菜を順次糠漬けに。夏バテ予防に豚肉の冷しゃぶ。グラグラ煮沸せずに沸騰手前の湯加減で。栄養がしみ出た茹で汁は捨てずに味噌汁に。白瓜ミョウガ青ネギでサッパリ仕立て。炊きたて麦飯は卵かけで。そしてやっぱり食べ過ぎる(^_^;) pic.twitter.com/FslHpg5yFQ
— しどりーと (@cidrito) July 14, 2018
豚肉自体の油で調理する
サラダ油やオリーブオイルに含まれる不飽和脂肪酸は、豚肉に含まれる飽和脂肪酸に比べて酸化しやすいのが特徴です。
酸化物の摂取をなるべく抑えるためにも、豚肉自身の油だけで加熱調理を行うのが理想的。
フライパンに残った脂を取り除くなどして、不飽和脂肪酸の過剰な摂取を抑えましょう。
豚脂の効能
敬遠しがちな脂身ですが、実は豚肉の脂にはオレイン酸やステアリン酸が多く含まれています。 オレイン酸は、発がんを抑制したり、生活習慣病予防の効果があります。 肌のくすみや肌荒れを防いでくれる効果も持っています。 ステアリン酸は、飽和脂肪酸の一種で抗酸化作用があります。 pic.twitter.com/CaprVVXBp5
— スタニラそば★★がふうあん (@sutanirasoba) November 2, 2021
柔らかく調理する
圧力鍋などで柔らかく調理することで食べやすくなります。
成長期の子供や筋肉低下になりがちな高齢者でも柔らかくて食べやすくなることで、タンパク質の摂取量を上げることができます。
表面を焼いて下味をつけたらジップロックに入れておくだけ。低温調理した豚肉柔らかでおいし〜🐖 pic.twitter.com/2Qsrp3OfOj
— hiromi_m (@KLljq) September 4, 2018
焦がしすぎた豚肉は食べない
タンパク質は火を通すと変性してしまう為。なるべく焦がしすぎないように注意しましょう。
焦げは体にあまりいいものではないのでなるべく食べないようにすることをおすすめします。
2ヶ月ぶりに豚肉(醤油で味付けしたら焦げた) pic.twitter.com/7ZMoxwT1d1
— 岡 篤志 / Atsushi Oka (@oka_atsushi0903) August 20, 2020
保存時にはラップで包む
豚肉が空気に触れることで酸化が進み痛みやすくなります。
その為、保存する際はしっかりとラップで包み酸化を防ぎましょう。
🥩 #お肉屋さんのこぼれ話 🥩
豚肉を保存する時は、パックのまま冷凍するのはNG!
ラップで小分けしてから保存袋に入れて冷凍が◎保存期間は、
・ひき肉→約2週間
・薄切り肉、ステーキ肉、ブロック肉→約3週間
・かたまり肉→約4週間
を目安にしてください🐽#肉の日 pic.twitter.com/EMTRblUWva— 下仁田ポーク【下仁田ミート㈱】 (@shimonita_meat) July 29, 2021
豚肉の相性のいい食材とは!?オススメの食べ方もご紹介
豚肉単体でも栄養が充分な食材ですが、一緒に食べることでさらに効果をあげてくれる食材をご紹介。
以下の3種類の用途に分けてご紹介するので自分に合ったものを試してみてくださいね。
美肌づくり
肌の材料はタンパク質なので、美肌作りにお肉は必要不可欠。
パプリカ、ブロッコリー、キウイ、レモンなどに多く含まれているビタミンCと組み合わせることで美肌効果が高まります。
必ずしも一緒に調理する必要はないので、付け合わせにブロッコリーを添えたり、デザートでキウイを食べるなどして組み合わせるのもおすすめです。
【必見❗️】知らないとソン⁉️これが最強⁉️のたべあわせ‼️[肉編]
【豚肉🥩×ブロッコリー🥦】
ハダをみがく✨豚肉とブロッコリーを食べると美肌効果にいい!豚肉とブロッコリーはたんぱく質とビタミンCの組み合わせなのでコラーゲンが増えて若々しいハダになる作用がある!この2つは相乗効果が働く👍 pic.twitter.com/cbdDgrSC8P
— りょーくのごはんどうする🍥 (@RY_TNK) October 30, 2021
筋力アップ
筋肉にも欠かすことのできないタンパク質。
豚肉に含まれるのは動物性のタンパク質ですが、健康的な体づくりには植物性のタンパク質も必要となってきます。
豆腐と挽肉を混ぜてハンバーグ、肉団子にすることで、動物性と植物性のタンパク質を一度に摂ることができます。
大豆とお肉を一緒に取れるチリビーンズもオススメ。
筋肉の為のタンパク質たっぷりゴーヤチャンプルー
味噌 卵 豆腐 豚肉を一気に摂取! pic.twitter.com/sS4ZSLTPLg
— ひろと 自己開花 (@WrxKP22NwYyQsBK) September 11, 2017
疲労回復
豚肉自体がビタミンB群を沢山含んでいるので疲労回復にぴったりの食材ですが、アリシンやクエン酸を一緒にとると効果がアップします。
アリシンはニンニク、玉ねぎ、にら、ねぎなどに多く含まれていて、ビタミンB1の吸収を高める働きがあります。
クエン酸はお酢や梅干しに多く含まれています。
豚肉の角煮に黒酢を加えたり、豚しゃぶに梅酢ソースをつけるなど、いつもの料理にひと手間を加えるだけでもOKです。
心身ともに疲労気味の今日。
黒酢をベースにしたドレッシングで豚ロースの冷しゃぶサラダをいただきます。#黒酢 に豊富に含まれる必須アミノ酸、クエン酸、ビタミン、ミネラルによる疲労回復効果に期待です🎶#発酵食品 #免疫力アップ #筋トレ#疲労回復 #食育 pic.twitter.com/hcJyT04tcq— 発酵文化研究所 株式会社Career Lab (@CareerLab_) June 15, 2020
まとめ
今回は豚肉に含まれる栄養素とその効能についてご紹介しました。
・タンパク質
・ビタミンB群
・オレイン酸とステアリン酸
・鉄分
・亜鉛
特に豚肉には疲労回復や夏バテ対策に効果的なビタミンB1が牛肉や豚肉の約10倍含まれています。
その他にもダイエットには欠かせないタンパク質や、女性に不足しがちな鉄分や亜鉛も多く含まれていて健康的な体づくりには欠かせない食材です。
豚肉はお手頃な価格で食卓でも取り入れやすいので、家族みんなで美味しく栄養を摂りましょう。