豚肉などのお肉を使いたい時に「しまった!解凍するの忘れてた!」なんてことはありませんでしょうか。
筆者はしょっちゅうあります。そんな時、皆様はどうしてますか。私は仕方なく電子レンジで適当に解凍するかそのままフライパンにぶっ込んでいます。
豚肉は比較的薄く解凍しやすいですが肉厚のお肉を解凍となるとやはり難易度は増しますよね。
そこで今回は「お肉を早く解凍する方法」をいくつかご紹介したいと思います。
ここでご紹介する方法は豚肉だけでなく様々なお肉に使用できるのでぜひ参考にしてくださいね。
豚肉を早く解凍するには?
豚肉を解凍する方法はいくつかありますが、解凍時間が気になるところ。
今使いたいのに豚肉がカッチカチなんてこともたまにありますよね。
ここではたった5分で解凍できちゃう方法をご紹介していきたいと思います。
電子レンジで解凍
所要時間4分〜5分
加熱し過ぎる可能性があるためあまりお勧めできませんが、どうしてもすぐに解凍したい場合、便利なのが電子レンジでの解凍です。
電子レンジの弱モードで1分づつ解凍しましょう。
目安としては100Wまたは、200Wで100gあたり4分〜5分で解凍できます。
また、解凍ムラが出ないように上下をひっくり返しながらレンジ加熱します。
できれば100wや200wでレンチンするのがおすすめですが電子レンジによってはできない場合もあるかもしれません。
その場合は、500wで10秒〜20秒ごとに行いましょう。
キッチンペーパーなどをお肉の下に敷いてレンチンするとドリップを吸ってくれるのでおすすめです。
解凍後に肉の表面に残ったドリップなどは軽く拭き取りをして料理に使用しましょう。
注意脂の多いお肉は解凍し過ぎるとドリップが出やすくなるので注意が必要です。
フライパンで加熱解凍
所要時間4分〜5分
フライパンにお肉全体が浸かるくらいの水をはり、そのままお肉をジップロックなどに入れたまま強火で3分ほど加熱します。
その後、火を止めて1分ほど放置します。
薄切りのお肉や少量のひき肉など比較的解凍しやすそうなお肉は加熱時間を調整してください。
アルミの熱伝導で解凍
所要時間4分〜5分
アルミ製のフライパンや鍋でお肉を挟みます。上の鍋やフライパンにに30℃〜35℃のぬるま湯を入れて解凍します。
1cmくらいのお肉ですとすぐに解凍できるのでオススメです。挽肉や薄切りの豚肉などを解凍するときにおすすめです。
途中で上下をひっくり返すとより早く解凍位できるのでおすすめです。
温水解凍
所要時間4分〜5分
35℃〜40℃くらいのぬるま湯を流しながら解凍します。
冷凍肉を袋のままボウル仕入れ水をいれます。上にペットボトルで重しをすると全体をお湯につけることができるのでおすすめです。
途中で上下をひっくり返すと良いです。
100gあたり4分から5分で解凍できます。
注意温度が高いとその分ドリップが出やすくなりますのでご注意ください。また、熱湯を使いうと火が通ってしまう可能性があるためできるだけ控えましょう。
流水解凍
5分では解凍できませんが比較的簡単に解凍できる方法です。ぜひ試してください。
所要時間10分〜30分
保存袋のまま流水につけて10分〜30分で解凍可能です。
室内の温度が高いと水がすぐにぬるくなってしまうため氷などを入れて水の温度を調節しましょう。
上記の温水での解凍よりは比較的短時間で解凍できます。こちらの方がドリップも出にくいためお肉の美味しさを保ったまま解凍することができます。
豚肉の美味しさを逃さず解凍するコツは?
豚肉などのお肉を美味しさを逃さずに解凍するポイントはなるべく穏やかに元の温度に戻すことです。そうすることで、ドリップが出づらく美味しいお肉を食べることができます。
短時間の解凍方法でドリップを出さないようにすることは難しいですが計画的に解凍すれば豚肉の美味しさを保つことができます。
お肉から出る赤いどろっとした液体のことですが、そもそもドリップとは何のことでしょうか。
ドリップとはお肉の旨味成分が凝縮されたものです。
当然、ドリップがお肉から出ているということはお肉の旨味も一緒に流れてしまっているということなのです。
冷蔵庫での自然解凍
所要時間6時間~10時間
これが1番美味しさを保ちながら解凍できる方法です。
ドリップが出にくく旨味が逃げません。
お肉の解凍は完全にする?
完全に解凍してしまうよりも「半解凍」おすすめです。
ドリップが出にくく料理に使いやすくなります。
外側だけ解凍されている状態では、かたまり肉だと包丁が通りやすく、ひき肉では手で割れやすくなります。
してはいけないお肉のNGな解凍方法
実はしていけない豚肉の解凍方法があるのをご存じですか。
私はこの方法が一番良いと勘違いしてやっていました。なんということでしょう。
これからは適切な方法でお肉を解凍しておいしいお肉を食べようと思います。
常温解凍は避ける
実は、やってはいけない驚きの方法が「常温での自然解凍」です。
冷凍庫から出して部屋にそのまま放置して解凍するのはあまりよくありません。
お肉表面の温度と内部の温度差が激しくなってしまうためドリップが出ます。
また、日当たりの良い場所で解凍するのもよくありません。さらに温度の差ができてしまいお肉の味が落ちてしまいます。
加えて、菌が繁殖しやすい環境になり、最悪の場合は食中毒を起こす危険性もありますので、お肉を常温で解凍するのは避けましょう。
お肉の再冷凍は避ける
一度解凍すると少なからずドリップは出てしまいます。そのお肉をもう一度冷凍するとよりお肉の味が落ちてしまうため再冷凍はできるだけ避けましょう。
また、一度解凍したお肉は細菌が増殖しやすくなっています。その状態でもう一度冷凍するのはよくありません。
解凍したらその日のうちに調理してしまうことをお勧めします。
豚肉の解凍を早くする方法まとめ
今回は豚肉の解凍方法をご紹介しました。解凍が早くできるものから順に記載していますので参考にしてください。
解凍する肉にもよりますが早くて大体4分〜5分を目安に解凍できることがわかりました。慣れてきたらより早く解凍できるかと思います。
- 電子レンジで解凍 4分〜5分
- フライパンで加熱解凍 4分〜5分
- アルミの熱伝導で解凍 4分〜5分
- 温水で解凍 4分〜5分
- 冷水で解凍 10分〜30分
- 冷蔵庫で解凍 6時間〜10時間
解凍時間を早くすればその分ドリップが出やすく、お肉の味が落ちてしまう可能性があります。
時間をかければドリップが出にくくその分美味しいお肉を食べることができますが、時間がかかるため急いでいる時には使用できません。
解凍方法はたくさんありますが電子レンジの電気代やフライパンでのガス代、流水での水道代などもったいないなと思う部分はそれぞれの解凍方法であるなと感じます。
時間さえがあれば冷蔵庫での解凍が最もコスパ良くお肉の味も落ちないので余裕がある方にはお勧めです。