手頃な価格で手に入り食卓に並ぶことの多い鶏肉。
最近ではダイエットや筋トレブームということもあり、鶏肉を茹でて食べることが増えたという方もいるのではないでしょうか。
ちなみにですが。
もしかして、その鶏肉の茹で汁捨てていませんよね。
「いつも捨ててしまっていた」という方はとってももったいない。
なんと鶏肉の茹で汁には健康な体づくりには欠かせない栄養素が含まれているのです。
さらに鶏肉の茹で汁には活用できる料理が盛り沢山。
今回は茹で汁の栄養素から、活用法まで詳しくご紹介していきます。
最後まで見て鶏肉の栄養素を逃すことなく美味しく健康になりましょう。
超万能!!とり肉の茹で汁活用レシピ5選
鶏肉の栄養素について学んできました。
特に「イミダゾールジペプチド」と「コラーゲン」は水溶性で鶏肉の茹で汁に多く含まれているため、活用せずに捨ててしまうのはもったいないとはこれらの理由からでした。
ではここからは鶏肉を茹でた際に残った茹で汁を活用したレシピを5つご紹介します。
1. 王道の【わか玉スープ】
こちらはとっても簡単で王道な中華風のスープ。
鶏料理のお供にぴったりです。
◎鶏肉のゆで汁・・・800cc
◎卵・・・2個
◎乾燥わかめ・・・大さじ2
◎みりん・・・大さじ1
◎薄口醤油・・・小さじ1
◎塩・・・小さじ1/2
◎ごま油・・・少々
作り方
1)ゆで汁に乾燥わかめを入れ、みりん・薄口醤油・塩を加えて火にかける
2)煮立ったら溶き卵を少しずつ流し入れ、仕上げにごま油をたらす
3)味見をして薄味ならお好みで塩を足して完成
2. 鰹だしのかわりで【味噌汁】
食卓の定番、味噌汁を鰹だしの代わりに鶏肉の茹で汁を使ってみるのはいかがでしょうか。
違和感なく、鶏の旨味たっぷりの味噌汁が出来ちゃいます。
◎鶏肉のゆで汁・・・350cc
◎白菜・・・2枚
◎にんじん・・・1/2本
◎大根・・・3センチ
◎味噌・・・大さじ1
作り方
1)白菜・にんじん・大根は千切りにしておきます
2)鍋に鶏肉のゆで汁を入れ、1)の野菜を入れて弱火で15分煮込みます
3)野菜がくたっとなれば、味噌を溶き入れて完成
3.さっぱり味付けの【ゆで鶏塩うどん】
こちらはサラダチキンと鶏塩うどんが一気に作れる時短レシピ。
小腹が空いた時にもぴったりです。
◎鶏むね肉・・・1枚
◎塩・・・小さじ1.5
◎うどん・・・1玉
◎水・・・700cc
◎酒・・・大さじ1
◎白だし・・・大さじ3
◎すりごま・・・適量
作り方
1)鶏肉に塩をまんべんなく塗り込み30分置く
2)鍋に水と酒を入れ、沸騰したら鶏肉を入れて、再度沸騰してから弱火で2分ほど茹でる
3)火を止めて蓋をし、冷めるまでそのままにする
4)鶏を鍋から取り出して薄くスライスし、サラダチキンとして冷蔵庫で保存。鶏肉の端の方は乱切りにする
5)ゆで汁に白だしをいれて火にかけ、沸騰したらうどんを加えて茹でる
6)うどんが茹で上がったら器に盛り、乱切りにした鶏肉をのせて完成
4. 炊くだけ簡単【旨味炊き込みご飯】
茹で汁と具材を入れて炊き込むだけの超簡単レシピ。
その上、手の込んだような味わいで大人も子供も喜ぶこと間違いなし。
◎米・・・2合
◎鶏肉のゆで汁・・・2合分
◎しいたけ、厚揚げなどのお好きな具材・・・各ひとつかみ
作り方
1)炊飯器にお米2合と茹で汁をお釜のメモリに合わせて入れる
2)しいたけや厚揚げなどお好みの具材を入れる
3)普通炊きで炊いたら完成
5. 簡単めちゃウマ【鶏ラーメン】
余った茹で汁でめちゃウマで簡単なラーメンもオススメです。
しっかりとスープで栄養も摂れるのでお休みの日のランチにもいいですね。
◎鶏肉のゆで汁・・・300ml
◎中華麺・・・1玉
◎白だし・・・大さじ1.5
◎薄口醤油・・・小さじ2
◎生姜のすりおろし・・・ひとかけ
◎鶏ガラスープ・・・ひとつまみ
◎ゆで卵・・・1個
◎かいわれ・・・適量
◎ねぎ・・・適量
◎黒胡椒・・・お好み
作り方
1)鶏肉のゆで汁に白だし・薄口醤油・生姜のすりおろし・鶏ガラスープを加え、沸騰するまで煮る。
2)その間に中華麺・かいわれ・ねぎを用意(お好みの野菜を入れてもOK)
3)麺を湯切りし、器に戻す
4)器にスープ、具材をトッピング
5)お好みで黒胡椒をまぶして完成
捨てるのはもったいない!!鶏肉の茹で汁の栄養素
まずは鶏肉の栄養素を見ていきましょう。
鶏肉に含まれる主な栄養素はこの5つ。
・タンパク質
・ビタミンB群
・トリプトファン
・イミダゾールジペプチド
・コラーゲン
この中でも特にイミダゾールジペプチドとコラーゲンは水溶性のため、鶏肉を茹でた後の茹で汁に沢山含まれています。
ではさらに詳しく栄養素をチェックしていきましょう。
タンパク質
人間の皮膚や内臓、髪などを生成する重要な役割を持つ栄養素がタンパク質です。
このタンパク質はアミノ酸といういくつかの種類の成分が集まってできています。
鶏肉のタンパク質はどの種類のタンパク質も多く含んでいるため、質のいいタンパク質と言われており、積極的にタンパク質を摂りたい方にはオススメです。
鶏ささみは笹の葉の形に似ていることから呼ばれるみたい
脂肪をほとんどないことで量的にはエビやカニと同じ
タンパク質は非常に多く肉類のなかでも断然トップの高栄養・低カロリー食品みたい
鶏肉のタンパク質はアミノ酸バランスに優れて、ダイエットにもおすすめみたい#健康 #ダイエット #ささみ pic.twitter.com/jBdKCo1YH7— la Seine (@laSeine17) December 16, 2021
ビタミンB群
ビタミンB群はエネルギーを生み出すために必要な栄養素。
糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わりエネルギーに変えるサポートをします。
ビタミンB群のうちの一つである「ナイアシン」には皮膚や粘膜の健康維持を助けたり、脳神経を正常に働かせる効果があります。
花粉症対策メニュー
鶏ゴボウつくね
鶏肉にはナイアシンという粘膜を保護する成分があります。
ゴボウは腸内の酪酸菌を活発にし免疫細胞の炎症を抑えます。また食物繊維豊富で腸内環境を整えます。きのこ嫌いの長女に内緒で細かく切ったしめじを混ぜ込んでいます😁
完食して免疫力アップ✌️ pic.twitter.com/eJkwwAI1Ky— kumiko🐑 (@kumiko98421536) April 17, 2020
トリプトファン
トリプトファンは体内で作ることのできない「必須アミノ酸」の一つ。
セロトニンやメラトニンというホルモンの生成に関わっています。
そのため精神ストレスの軽減や、睡眠の質の改善に役立つと言われています。
先程ご紹介した「ナイアシン」を作り出すためにも必要な栄養素です。
鶏肉の幸せホルモン💕
心の安定を保つ脳内ホルモン
「セロトニン」は別名、『幸せホルモン』とも呼ばれてます。必須アミノ酸の「トリプトファン」が原料で脳内で作られます。鶏肉には、
「トリプトファン」が
多く含まれています☺️ pic.twitter.com/7Yl4NNrpkX— オリーブオイル・キヨエです (@kiyoe_valox) February 22, 2021
イミダゾールジペプチド
イミダゾールジペプチドは疲労回復に効果が高く、さらに抗酸化作用や持続力の向上といった効果があり「パワーの源」とされています。
特に鶏のむね肉に多く含まれています。
渡り鳥が不眠不休で数千キロ跳び続けられるのはこのイミダゾールジペプチドがあるからというのも納得ですね。
水に溶ける水溶性の成分のため、スープなどで摂取するのが効果的。
空腹時に飲むと吸収されやすくなります。
【美容プチ情報】 疲労回復効果があるのはイミダペプチド。これは、 鳥ムネ肉に含まれ、肉体疲労や脳の疲れを改善してくれます。
また、水に溶けやすい性質があるので、スープで食べる事で効率よく摂取できます。冷凍保存も可能なので毎日摂りたい成分ですね#イミダペプチド #ゆるゆるミカン #鶏肉 pic.twitter.com/zUIFE19DT8— ゆるゆるミカン 相互フォローします (@yuruyurumikan7) February 19, 2018
コラーゲン
コラーゲンは実はタンパク質の一種で、私たちの体を構成しているタンパク質の約30%を占めています。
イメージの通りコラーゲンは肌を支え、ハリをもたらす効果があります。
また皮膚だけでなく骨や軟骨にも存在し、カルシウムが骨にひっつく土台の役割があります。
年齢と共に減少してしまうコラーゲン。
こちらも水溶性なのでスープなどで積極的に摂取しましょう。
美肌に良いお肉💕手羽元(鶏肉の中でもコラーゲンが豊富←特に骨と皮に豊富です)✨✨コラーゲンは肌の水分量を保ち、うるおいやハリを与えてくれます!ビタミンCと一緒に摂取するとコラーゲンの吸収率が更にUP❤️ pic.twitter.com/1hc9CnxoX3
— 株式会社セレブ【公式】 (@staff_celeb) July 17, 2020
まとめ
今回は鶏肉の茹で汁の栄養素と活用法についてまとめました。
鶏肉に含まれる「イミダゾールペプチド」と「コラーゲン」は水溶性なので茹でると流れ出てしまいます。
そのため茹で汁を活用することで栄養を残さず摂取でき、疲労回復や美容に効果的です。
茹で汁はスープや味噌汁、炊き込みご飯からうどん、ラーメンまで様々な料理に活用できます。
今回は5つしかご紹介できませんでしたが、何にでも使えて万能な鶏肉のゆで汁。
茹で汁を使ってオリジナルの料理を考案するのも楽しいかもしれませんね。
栄養を逃さず食べて、健康的な体づくりを目指しましょう。