鶏肉は他の肉と比べてヘルシーで、家計にも優しいお肉ですね。
週に何度も食卓に並ぶ身近な食材ですが、その中でも特にオススメなのが骨付き鶏肉です。
他の部位と比べてカルシウムがたっぷり摂れるんです。
そしてお酢で煮込むとさらにすごい効果があります。
ここでは骨付き鶏肉のすごいところや、お酢での煮込むとどういう効果があるのかしっかりとお伝えしますね。
骨付き鶏肉をお酢で煮込むと吸収率どれくらいUPする?
お酢は肉を柔らかくします。
そしてお酢で煮込むことによって骨付き鶏肉の骨の中のカルシウムが煮汁に溶けだして、水煮するのと比べてなんと、1.8倍も多くカルシウムが摂れるようになります。
そしてお酢で煮込むことによって、カルシウムの吸収率をUPします。
水煮だと30%の吸収率がなんとお酢で煮込むと2倍になります。
そしてコラーゲンの吸収率は1.4倍になります。
鶏手羽元に酢を入れて煮ると、骨の中のカルシウムが肉や煮汁に溶け出し、酢を入れなかったときと比べてカルシウムは約1.8倍多く摂取できます。また、軟骨の骨離れもよくなりコラーゲンは約1.4倍多く摂取できるようになります。
骨付き鶏肉を水で煮たり、焼いたりしてはもったいないですね。
骨付き鶏肉はすごい肉!
骨付き鶏肉は、骨の周囲についたお肉の細胞が壊れにくいため、他の部位より水分が豊富に含まれています。
そのため調理後時間が経っても、柔らかいままでとってもジューシーです。
そして鶏肉は、他の肉より高タンパク質低カロリーなので安心して食べることが出来ますが、骨付きとなるとさらにたっぷり摂れる栄養素が、カルシウムです。
手羽やももなどと比べると、なんと4倍もカルシウムが摂れます。
骨付きの部分は、手羽やもも肉と比較すると、4倍ものカルシウム量があり、もちろん、手羽と同じくらいのコラーゲン量もあります。
カルシウムは育ち盛りの子供や高齢者はもちろん、スポーツ選手や美容にもよく、誰にでも必要な栄養素です。
コラーゲンも手羽と同じくらい含まれていて、ビタミンAも摂れるとっても優秀なお肉です。
そしてこの骨付き鶏肉の効果をUPすることが出来る、すごい方法があります。
骨付き鶏肉をお酢で煮込むことで得られる効果はどんな?
骨付き鶏肉をお酢で煮込むことによって得られる効果は、どんな効果なのでしょうか。
- カルシウムをお酢で煮込むことで豊富にカルシウムが摂れる
- お酢で煮込むことで高血圧を予防出来る
上記の二つの効果が得られますが、更に細かく説明していきます。
カルシウムを豊富に摂ることで得られる効果は?
カルシウムは骨と歯に大事ということは皆さんもご存じだと思いますが、骨と歯の99%がカルシウムで出来ています。
骨も肌と同じように、新陳代謝を繰り返しながら生まれ変わっています。カルシウムが足りないと丈夫な骨が作れません。
カルシウムがしっかり摂れていると、丈夫な骨を維持することが出来ます。
骨密度にも影響が?
カルシウムの残りの1%は血液や筋肉に使われますが、カルシウムが足りないと骨から補うので、骨のカルシウムが少なくなり、やがて骨密度が下がってしまいます。
骨密度が下がると骨粗しょう症になる可能性があるので、カルシウムをしっかり摂っておくことが大事なんですね。
育ち盛りの子供にも必要?
子供は身長が伸びたり、歯が生え変わったりと、大人よりもより沢山のカルシウムが必要です。
そして18歳から20歳くらいにかけて、骨量がピークに達するためその時期にカルシウムをしっかり摂ることで、年齢を重ねても丈夫な骨でいることが出来ます。
骨の中のカルシウムなどの量は年齢とともに変化します。20歳ごろがすでにピークで、あとは減っていき、じょじょに骨が弱くなっていきます。
カルシウムを摂るとイライラしない?
イライラする人はカルシウムが足りないって聞いたことがあると思いますが、実はカルシウムが足りないからイライラするということはありません。
カルシウムは脳神経の緊張や興奮を緩和して、精神を安定させる働きがあります。
血液中のカルシウムが不足すると骨からカルシウムを取り出し補充するので、カルシウムの摂取不足でイライラする訳ではないんです。ですが、骨からカルシウムを補充し続けると骨が弱くなってしまうので、しっかりと摂ることが大事です。
カルシウムには脳神経の興奮を抑える働きがあります。そのため、“カルシウム不足=脳神経の興奮=イライラ”と考えられがちです。しかしカルシウムは厳密にシステム管理されています。つまりカルシウムが品不足になると、貯蔵庫である骨から血液中に出庫され、逆に過剰状態では骨に入庫されたり、尿中に廃棄されたりと常に一定の供給量になるように管理されています。つまりカルシウムを含んだ物を食べないからといって、即イライラ人間となることはありません。
出典:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
お酢で煮込むことによって高血圧を予防できる?
お酢はお肉を柔らかくしてくれるだけではなく、骨付き鶏肉の骨の中のカルシウムの効果を1.8倍に高め、吸収率も30%UPしてくれます。
さっぱりとして食べやすくなるお酢ですが、健康や美容面でも優れた効果を発揮しています。
お酢は血圧を抑えて高血圧の予防になる?
お酢に含まれている酢酸という成分が細胞に吸収されると、アデノシンという血管を膨張させる物質が作られます。
血管が膨張すると、血流が良くなるつまり血圧が下がります。
高血圧を心配される方には、ぜひ知っておいて欲しいですね。
大さじ1杯の酢を飲み続けた結果、血圧が下がったというデータがあります。「酢酸が代謝される際に、血管を拡張させる作用のあるAMPが生成されるからだと考えられます
お酢が腸内環境と整える?
酢酸が腸内環境を整える作用があり、腸内の働きが活発になって便秘の改善にもなります。
便秘を改善することで食欲もUPしたり、便秘でおこりがちな肌トラブルの改善にもつながります。
お酢は女性の強い味方でもあるんですね。
内臓脂肪を減らせる?
お酢には、血中脂質を下げる効果もあると言われています。
血中脂質とは、血液の中に溶け込んでる脂質のことで、コレステロールなのがその一つです。
血中脂肪が多いと血栓が出来やすくなり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。
酢酸は血中脂肪を減少させることが出来ます。
更に内臓脂肪も減少させることが証明されているので、メタボ改善にもつながります。
お酢には毎日継続的にとることで肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる働きがあることが、科学的に証明されました。同時に、体重、BMI(※2)、血中中性脂肪、及び腹囲を下げる作用があることも確認されました。
骨付き鶏肉をお酢で煮る簡単レシピをご紹介!
ここでは手羽元を使ってお酢で煮込む簡単レシピをご紹介します。
手羽元の簡単さっぱり煮
【材料二人分】
- 鶏手羽元・・・8本
- ゆで卵・・・2個
- にんにく・・・1かけ
- しょうが・・・1かけ
- 水・・・120cc
- 酢・・・90cc
- 醤油・・・大さじ3
- みりん・・・大さじ1
【作り方】
- 鶏手羽もとをキッチンペーパーでふき取り、水気をとります。
- にんにくは包丁の裏で潰し、しょうがは薄切りにします。
- 鍋に水、酢、醤油、みりんを入れ、ニンニクとしょうがを加え中火にかけ煮立たせます。
- 煮立ったら、鶏手羽元を重ならないように並べ入れます。
- 煮汁が再度煮立ったら、落とし蓋をし弱火で10程煮込みます。
- 10分経ったら、鶏手羽元をひっくり返します。
- ゆで卵を加えたら、また落とし蓋をして10分程煮込みます。
- 途中で卵をひっくり返すと、ゆで卵が色むらなく仕上がります。
- お皿に盛り付けたら出来上がりです。
鶏手羽元はスーパーでも手軽に変えます。
大きめの骨付き鶏肉は、クリスマスシーズンでないとあまり見かけないので通販がオススメです。
まとめ
- 他の部位と比べると水分量が多く、カルシウムが多く摂れる
- お酢で煮込むことで、柔らかくなる
- お酢で煮込むと水で煮るよりカルシウムが多く摂れ、吸収率もアップする
- お酢で煮込むことによって、骨が丈夫になったり、高血圧の予防ができる
骨付き鶏肉は元々、カルシウムを多く摂れる部位ですがお酢で煮込むことでさらに効果をUPさせることが出来るのはすごいですね。
色んないい効果がいっぱいなので、知っておいて損はありません。
美味しく食べて、身体にいいこと沢山知っておきましょう。