豚肉のしゃぶしゃぶやとんかつなど豚肉料理はとてもおいしいですよね。
豚肉はどんな料理にも使える便利で美味しい食材の一つ。
豚肉があるだけで食卓がにぎやかになり、主婦の強い味方です。
そんな豚肉が近頃、値上がりしているのをご存じでしょうか。
毎日のメニューに引っ張りだこな豚肉の価格が高騰したとなれば1ヶ月の食費も大幅に変わってくるかと思います。
豚肉が料理に使えないとなるとそれだけで一週間のメニューを考えるのが大変になりますね。
今回は「豚肉がなぜ高騰しているのか」その理由に迫っていきたいと思います。
最も高騰しているのは豚バラ肉!
農畜産業振興機構によるとアメリカ産の豚バラ肉が2021年10月に前年比126%と最も価格が高騰しています。アメリカの輸入豚肉だけでなくカナダ産やメキシコ産も同様に値上がりしています。
他の部位や国産の豚肉は2020年から2021年の3月にかけて前年を上回っていたものの、2021年12月では価格が落ち着いています。
今、豚肉を買うのであれば外国産の豚バラ肉はおすすめしません。バラ肉以外の輸入肉、または、国産の豚肉を購入することをおすすめします。
アメリカの豚肉が高騰している⁉︎
アメリカでは現在豚肉の価格が高騰し食卓に大打撃をもたらしています。
アメリカから日本への豚肉の輸入が減り以前より、30%も豚肉の原価が値上がりしているそう。スーパーでも赤字覚悟の値段でアメリカ産の豚肉を売っているところもあるんだとか。
アメリカで豚肉不足?
なぜアメリカ産の豚肉が減っているのでしょうか。
それは世界中に急速に広まったウイルスにより食品加工工場が閉鎖され、生産が一部ストップしているからです。
また、工場が閉まったことで出荷する予定だった家畜を処分してしまいました。
それに反し、ワクチン摂取者の増加で日常生活は戻りつつあります。政府が経済政策を積極的に進めていることもあり一層人々の戻りは早かったでしょう。
アメリカでの豚肉生産が進んでいない背景にはウイルス感染拡大があったということですね。
それに比べて人々の戻りは早く豚肉の需要に供給がうまく追いついていないというのが現状です。
ポークショックでアメリカにおいての豚肉の価格は2020年の春と比べて3割も高騰しています。
その影響を日本も受けているということですね。
ポークショックで国産豚肉も値上がりしている!
アメリカ産の豚肉が高騰しているだけでなく、国産豚肉も高騰しています。
その理由はアメリカからの豚肉の輸入が少なくなったことで国産の豚肉の需要が高まっているからです。
アメリカの食品加工工場の稼働がウィルス感染拡大以前に戻れば豚肉の価格も落ち着いてくると思います。
早く、日常の生活に戻りたいですね。
餌の価格の高騰にも原因がある!
日本では、近年天候不順が原因で豚の餌である穀物があまり摂れていません。その影響もあり餌自体が高騰しており豚肉の価格を値上げせざる追えない状況にあるのです。
餌の問題は何も豚肉に限った話ではないということがわかると思います。牛肉にも影響が出ており、豚肉だけでなく牛肉の価格も近頃高騰しているそうです。
豚肉の値上がりはいつまで?
2021年9月22日に農林水産省が豚肉生産出荷予測を公表しました。
10月度の予測出荷数は前年同月に比べて3%減った143万4千頭です。
9月は1日あたりの出荷頭数が6万頭弱と少ない傾向にありましたが、10月以降は1日当たり6万8千頭と増える見込みで、東北や関東で出荷が回復傾向にあります。
10月は去年に勝らないとはいえ、豚肉の出荷量は毎月増えています。豚肉の高騰も10月ごろを目処に下がっていくのではないでしょうか。
豚肉の値上がりまとめ
今回は豚肉の値上がりについてご紹介しました。
- アメリカの食品加工工場がストップしている。
- 輸入肉が入ってこないため国産の需要が高まり国産肉にも影響が出ている。
- 餌の高騰により豚肉が高騰している。
- 人々が戻り始め豚肉の需要に供給がうまく追いついておらず、希少価値が高まっている。
ウイルスの感染拡大の影響で豚肉市場が混乱していますが、日本では出荷頭数が戻りつつあります。需要に供給が追いついてくるのも時間の問題ではないでしょうか。
2021年の年内には豚肉の値上がりもおさまっていれば良いですね。
また、「冷蔵豚肉」よりも「冷凍豚肉」の方が安い傾向にあるのも事実です。
業務用スーパーなどで大容量の冷凍豚肉を販売しているので豚肉の価格が下がるまでは冷凍の豚肉を使用して料理をするのも良いかもしれません。
冷凍お肉は日持ちもしますので便利です。計画的に解凍して料理に使えばとても便利です。
