食卓に並ぶ定番の「豚肉」「玉ねぎ」「キャベツ」3つの食材。
1年中食べられる食材ですし、様々な料理に活用できるので、家に常備されている方も多いのではないでしょうか。
何気なく使っている食材たちですが、おいしいだけじゃない、食べることで得られる嬉しい効果がありました。
さらに食べ合わせることによって、相乗効果を発揮することがわかりました。
お値段もお手頃でおいしくて、さらには栄養面も嬉しいことがある食材たち、まさに主婦の味方です。
食材にどんな良さがあるのか、食べ合わせにどんな効果があるのか、解説します。また、おすすめの食べ合わせレシピもご紹介しますよ。
食材の良さを知って、ますます楽しく料理してみませんか。
豚肉と玉ねぎとキャベツは主婦の味方!頼れる食材の秘密とは?
こんだてに迷ったら「豚肉」「玉ねぎ」「キャベツ」を使った料理はいかがでしょう。
スーパーで1年中見かけることができるこの食材たちは、優秀な主婦の味方です。お値段も家計に優しく、体に良い栄養素や驚きの効果がありました。
頼れる食材たちに秘められた食べると嬉しい効果を解説していきます。
豚肉の秘密
豚肉を食べることで得られる効果に、疲労回復があります。疲れた時は豚肉がおすすめです。
なぜ、疲労回復に役立つのか、それは「ビタミンB1」が豊富に含まれているからです。
効果:疲労回復
栄養素:ビタミンB1
ビタミンB1は糖質を燃やしてエネルギーに変えてくれる栄養素です。基礎代謝がアップするので、体温があがり、血行が良くなり、冷え性や肌荒れの改善、など嬉しい効果が期待できます。
疲れやすい、だるいな、と思ったら豚肉を食べてビタミンB1を摂取しましょう。また、スポーツをする方は積極的に摂取すると良いですね。
冷え性の人、聞いて。「豚肉」って凄いよ。豚肉には熱を作りだすために必要な”ビタミンB1”がトップクラス。さらに”鉄分”も豊富で、実は冷え性の原因になる貧血対策もバッチリ。そんな冷え性の救世主「豚肉」の効果を段違いに引きあげる食材がある。その食材と豚肉を組み合わせたあの最強料理はプロフに
— けい (@kei_bookagu8) December 9, 2021
玉ねぎの秘密
玉ねぎは、血液をサラサラにしてくれる、と聞いたことはありませんか。
その効果を出してくれるのが「アリシン」と呼ばれる成分です。玉ねぎ以外にも長ネギやニンニクにも含まれています。
効果:血液がサラサラになる
成分:アリシン
アリシンが血液サラサラにする効果があり、動脈硬化などの病気を防ぐ働きをしてくれます。
ただし、アリシンは加熱によって別の成分になってしまい効果が得られなくなります。なので、血液サラサラを目指すなら「生で食べる」ことが良いでしょう。
そのままだと辛み成分があるので、水にさらす方も多いかと思いますが、効果を高めるにはあまりさらさないほうが良いとされています。
水につけている間に栄養が流れ出てしまうので、さっと流水で流すくらいにしましょう。または、しばらく15分程放置して空気に触れさせることで辛みは減るそうです。
玉ねぎは水にさらすな
玉ねぎに含まれる硫化アリルは空気に触れると血液サラサラ成分であるアリシンに変化。ところが水にさらすと、アリシンをはじめ水溶性ビタミンも流れてしまい大損することに。
空気に触れる面積を増やすために「みじん切り」して10分放置がオススメです✨— 清水みちこ@食と心で健康な毎日へ (@michiko_no8) May 21, 2021
キャベツの秘密
キャベツは生でも炒めても煮てもおいしい食材ですね。キャベツの効果は、胃腸の調子を整えてくれることです。
ビタミンUを多く含んでいます。これは別名「キャベジン」と言われ、胃腸薬で聞いたことがあるかもしれません。
効果:胃腸の粘膜の保護や再生
成分:ビタミンU(キャベジン)
熱に弱い成分なので、ビタミンUを意識して摂取したい場合は生や軽く湯通ししたキャベツが良いです。
また、ビタミンCも淡色野菜の中では多く含んでいます。緑色の濃い外側の葉っぱの方がビタミンCが多く含まれているので、ビタミンCを摂取したい場合は緑の方を食べるよいでしょう。
他にも、ビタミンK、カルシウム、ベータカロチン、カリウム、葉酸など多くの栄養素が含まれています。
【年末飲みすぎる?ならキャベツから始めよう】
✅キャベツにキャベジン=ビタミンUが豊富✅キャベジンさ胃潰瘍や胃腸炎の予防効果がある
✅キャベツを食前に食べておくと食欲も抑えらる=飲みすぎ、飲みすぎも抑える
健康的にお酒のむならキャベツを! pic.twitter.com/3rrotx9Rad— うっかり八兵衛@ストレス管理&ダイエット (@Takahas39834461) December 8, 2021
食べ合わせの相乗効果!!
食材それぞれの良さがわかったところで、食べ合わせることで得られる相乗効果もご紹介します。
組み合わせ別にどんな効果があるのか、みていきましょう。
豚肉×玉ねぎ
豚肉のビタミンB1と玉ねぎのアリシンが結びつくと、ビタミンB1の吸収率が高まり、疲労回復の効果をより引き出してくれます。
免疫力が高まり、風邪予防にも良いです。
アリシンは生で効果が発揮されるので、さっぱり食べて夏バテ対策にも効果的です。
❤️店長のマメマメ知識❤️
🐷豚肉🐷豚肉にはビタミンB1が多く含まれていて、アリシンと結合すると吸収率が高くなる(*´・∀・)ノ
アリシンを多く含む食品、お手軽身近な玉ねぎ‼️
2つを組み合わせると‼️
疲労回復、コレステロール、血液サラサラ、免疫機能を上げる効果が期待出来ちゃう❗️
アワセナキャ pic.twitter.com/Wwd3GvhyPW— Leon Hart@店長は桃色ゲーマー (@LeonHart_kana) November 9, 2021
豚肉と玉ねぎの料理はよく見かけますね。効果を知ると、さらに料理がおいしく感じそうです。
豚肉×キャベツ
豚肉のビタミンB1とキャベツのビタミンCの組み合わせで、美肌効果があり、さらに免疫機能も高くなります。
キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)が、豚肉の脂による胃もたれを防止してくれます。
効果を得るには生で食べるほうが良いそうです。トンカツにキャベツの付け合わせは、お口直し効果だけじゃなく胃を守ってくれてたんですね。
\免疫力増強にする/
食べ合わせ〜♡
豚肉 + キャベツ
疲労をやわらげるビタミンB1(豚肉)に、細胞を丈夫にするビタミンC(キャベツ)を組み合わせると、免疫力増強の相乗効果が生まれる。キャベツは水溶性ビタミンなので、水に長時間さらすのはNG。目安は10分以内でね〜🤗#栄養素— ノブちゃん@SNS評論家の卵 (@lovely_mozu) April 4, 2021
美容に良いビタミンCが含まれるキャベツと豚肉で、美肌になっちゃいましょう。
玉ねぎ×キャベツ
玉ねぎのアリシンとキャベツに含まれるカリウムの組み合わせで、さらに血流をよくしてくれます。
カリウムはむくみ改善に役立つ成分で、血流促進が期待されます。
玉ねぎのアリシンは効果がある一方、食べすぎると腹痛など体調不良が起きてしまうので、キャベツのキャベジンで胃を守る効果も期待できますね。
#食事には必ず玉ねぎスライス。
玉ねぎスライス、キャベツ千切りの大量ミックス。玉ねぎは血液🩸のサラサラ効果を促進
、糖尿病の抑制効果が顕著。
キャベツは胃潰瘍、胃癌
野菜の植物繊維で便通が良くなる、血糖値の急上昇を抑制。健康第一で過ごしましょう。 pic.twitter.com/BFmnv51lch
— 遺品整理.断捨離.お部屋片付けジャパンプラネット (@wUArAhc4452vwbg) February 14, 2021
どちらも生で食べておいしい食材ですし、火を使わずにさっと切るだけで食卓に出せるので重宝しますね。
おいしくて効果的な食べ方は○○だった?
3つの食材について、嬉しい効果をみてきました。今回は、そんな効果を発揮できるレシピをご紹介します。
玉ねぎとキャベツは生で食べたほうがいいとわかったので、サラダのレシピをご紹介します。
簡単ですし、一品足したい時やランチにもピッタリですよ。
■豚しゃぶとキャベツのサラダ
- 豚ロース(しゃぶしゃぶ用) 150g
- キャベツ 120g
- 玉ねぎ 1/2個
- ブロッコリースプラウト 適量
- ドレッシング(和風やゴマがおすすめ) 大さじ3
【作り方】
- キャベツを手でちぎり、食べやすい大きさにする。芯の部分は細切りにする。
- 玉ねぎは薄くスライスして、流水にさっとさらし水気をきる。または、15分程空気に触れさせる。
- 豚肉は茹でてザルにあけ水気を切る。温かいうちにキャベツ、玉ねぎを合わせる。
- ドレッシングをかけ、全体を混ぜ皿に盛りつける。最後にお好みでブロッコリースプラウトを散らす。
さっぱりといただけるので、食欲がないな、という時にもおすすめです。面倒な工程がなく、時間もかからないので、料理が苦手な方でも挑戦しやすいですね。
まとめ
「豚肉」「玉ねぎ」「キャベツ」、それぞれの食材の栄養素と得られる効果、さらに食べ合わせで得られる相乗効果をみてきました。
- 豚肉 → ビタミンB1で疲労回復
- 玉ねぎ → アリシンで血液サラサラ
- キャベツ → ビタミンU(キャベジン)で胃腸を保護
- 豚肉×玉ねぎ → 疲労回復がより高まる
- 豚肉×キャベツ → 美肌効果、免疫機能アップ
- 玉ねぎ×キャベツ → さらに血液サラサラになる、胃腸の保護
玉ねぎとキャベツは生で食べることで効果が期待できるので、おすすめの食べ方としてサラダを紹介しました。
簡単に作れて、さっぱりといただけますよ。
普段使用している食材たちの驚きの効果がわかると、知る前よりこんだてを考える時間や料理する時間を楽しめそうですね。
効果を頭の片隅においておけば、疲れやすいな、といった悩みを食事から改善できるかもしれませんね。ぜひお試しください。