豚肉には身体に欠かせない様々な栄養素が含まれています。特にビタミン群の含有量が高く、多くの健康効果が得られるようです。
ではいったいどんな健康効果が得られるのか。この記事では豚肉で得られる健康効果の他に相性の良い食材、さらにはそれらを使ったレシピもご紹介しています。
ビタミン含有量が高い部位もまとめていますので是非ご覧になってみてください。この記事を読めば豚肉に関する知識が深まり、有効活用できるようになりますよ。
豚肉の5つの健康効果
豚肉にはビタミンを初めとする様々な栄養分が含まれています。豚肉を食べることでどんな効果があるのか一緒に見ていきましょう。
- 疲労を緩和する
- 神経痛を緩和する
- 高血圧を防ぐ
- 記憶力の低下を防ぐ
- ダイエット効果
- 疲労を緩和する
豚肉に含まれているビタミンB1は疲労を緩和、回復してくれる効果があるようです。筋肉に乳酸が溜まるのを防ぐことから別名「疲労回復のビタミン」と呼ばれたりもします。
ビタミンB1は豚肉に含まれている栄養素の中でも豊富かつ重要な栄養素で、体を動かすお仕事やスポーツをなさっている方には特に必要な栄養分と言えるでしょう。
- 神経痛を緩和する
豚肉に含まれるビタミンB12は末梢神経に働きかけて修復してくれる効果が期待できるようです。また、豚肉にはナイアシンと呼ばれる成分も含まれており、神経の安定、神経痛を和らげる効果を持っています。
- 高血圧を防ぐ
豚肉にはアラドキン酸と呼ばれる脂肪酸の一種が含まれており、血圧や免疫力を調整してくれる働きがあると言われています。
アラドキン酸はアナンダマイドと呼ばれる成分を生成し、これが血圧を下げる役割もあるのです。
- 記憶力の低下を防ぐ
ビタミンB1不足によるエネルギー変換効率の悪化は脳の活動にも影響します。
脳が必要とするエネルギーはブドウ糖を分解することで生成されるので、ビタミンB1を多く含む豚肉の摂取は記憶力の低下を防止することにも繋がるというわけです。
- ダイエット効果
豚肉に含まれるタンパク質を摂取することでダイエットにも繋がります。タンパク質は筋肉を生成する元になるので、豚肉を摂取することは筋肉の成長にも良いです。
そのため基礎代謝アップ効果が期待できます。また、脂肪の燃焼を助けるカルチニンも含まれているためダイエットの効果も発揮してくれるというわけです。
こちらの動画では豚肉ダイエットについて意識する部位や調理方法、食べる量など様々なポイントを説明しておりますので気になった方は参考にしてみてください。
アドバイス
食べる部位によっては注意が必要です。特に豚バラ肉は脂質とカロリーが高い部位なので、相性の良い食材や食べ合わせを考えてバランス良く食べるようにしましょう。
豚肉と相性の良い食材
豚肉と一緒に食べることによって相乗効果が得られる食材をこれからご紹介いたします。
豚肉との食べ合わせ効果一覧
食材 | 効果 |
ニンニク、玉ネギ | 疲労回復、新陳代謝の促進 |
シメジ、ワカメ、コンニャク | 高血圧の予防 |
ブロッコリー、カボチャ、サツマイモ | 美容、美肌効果 |
- ニンニク、玉ネギ
豚肉はニンニク、玉ねぎと一緒に食べることで疲労回復と新陳代謝の促進が期待できます。
ニンニクと玉ねぎに含まれるアリシンがビタミンB1の吸収をサポートしてくれるので、疲労回復を図りたい方は一緒に食べると良いでしょう。
- シメジ、ワカメ、コンニャク
豚肉を食べる際はどうしても脂肪分が気になります。そんな時はシメジ、ワカメ、コンニャクと一緒に食べてみましょう。コレステロールが取り除かれ、高血圧の予防にも繋がります。
- ブロッコリー、カボチャ、サツマイモ
ブロッコリーはビタミンCを豊富に含んでおり、豚肉との組み合わせでコラーゲンの増加が見込めます。
張りのある肌を維持するためにはコラーゲンが重要です。コラーゲンの生成にはタンパク質、ビタミンC、鉄が必要になりますので、豚肉とビタミンCを含む食材の組み合わせは理にかなっていると言えます。
疲労回復や美容効果もある豚肉レシピ
相性の良い食材を使用した豚肉レシピをご紹介いたします。こちらのレシピはなんと、ニンニク、シメジ、ブロッコリーと相性の良い食材を3種類も使用しているのです。
これを食べれば疲労回復、高血圧予防、美肌といった3つの効果が得られますよ。
豚肉とブロッコリーのにんにくみそ炒め
- 豚こまぎれ肉 200g
- ブロッコリー 3/4個
- シメジ 1パック(約100g)
- 塩、粗びき黒こしょう 各少々
- ごま油 大さじ1
- おろしニンニク 1/2片分
- 酒、みりん、みそ 各大さじ1
作り方
ブロッコリーを茎から切り離して小さめの一口大にカットします。茎も皮をむき、同様に一口大にカット。
豚こまぎれ肉に塩、粗びき黒こしょうをふって味をつけます。シメジもばらしておきましょう。
ごま油大さじ1をフライパンに入れ、中火で加熱して豚肉とシメジを焼き色がつくまでしっかり炒めます。(約2分)
おろしニンニクと酒、みりん、みそを入れ、回して炒め合わせて完成です。
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豚肉のビタミンB1含有量が高い部位はどこ
ビタミンB1は脳の活動や疲労回復にも影響する人体には欠かせない栄養素。豚肉にはこのビタミンB1が特に多く含まれており、他の食材と比較してもトップクラスです。
豚肉のどの部位がビタミンB1の含有量が多いのかまとめてみました。
豚肉のビタミンB1含有量(100gあたり)
部位 | ビタミンB1含有量 |
豚ロース | 0.69mg |
豚肩ロース | 0.63mg |
豚バラ | 0.51mg |
豚もも | 0.90mg |
豚ヒレ | 1.32mg |
ヒレ肉ともも肉は特にビタミンB1の含有量が多いようですね。疲労回復やダイエット、脳の活動を改善したい方はヒレ肉を摂取すると良いでしょう。
とはいえヒレ肉はさすがに高いです。なので、値段を考慮すると含有量2位のもも肉を食べるのがオススメになります。
豚肉はオンラインショップでも手軽に取り寄せることができるので、気になった方は是非お試しください。
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Amazonでは、ブランド豚のお取り寄せができますよ。こちらの商品は、もも肉を含む4種類の部位が入っているセットになっています。
まとめ
- 豚肉には5つの健康効果がある
- 疲労緩和
- 神経痛緩和
- 高血圧予防
- 記憶力低下防止
- ダイエット
- 豚肉は食べ合わせ次第で相乗効果が見込める
- 豚肉のビタミン含有量が高い部位はヒレ肉、モモ肉
さいごに
豚肉はヒレ肉が最もビタミン含有量も高く、カロリーも低いため健康を維持するのにはうってつけですが、さすがに高級部位であるヒレ肉ばかりを食べるというわけにはいきません。
値段も安いモモ肉ならばお財布にも優しいので、贅沢をしたい時はヒレ肉。普段はそれ以外の部位といった感じで摂取するのが良いですね。
健康効果を考えながら食材を選べばご自身に合った最高のレシピを作る事もできると思いますので、是非チャレンジしてみてください。
以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。