牛肉のチルド保存可能期間はどのくらい?消費期限切れや変色はセーフ?

良い牛肉が安売りしていると、それだけでテンションが上がりませんか。

焼肉にすき焼き、ステーキにハンバーグなど、牛肉を使ったメニューを考えただけでお腹がすいてきます。

安売りをしていると、ついついやってしまうのが必要以上に買いすぎてしまうことです。

どうすれば美味しい牛肉を美味しいまま食卓に並べることが出来るでしょうか。

ここで大活躍するのが、チルド保存です。

チルド保存ってどんな保存方法と思ったそんなあなたのために、詳しく調べてみました。

また、折角買ってきた牛肉が消費期限を過ぎてしまったり変色してしまった場合は、食べられないのかどうかも調べてみました。

 

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牛肉をチルドで保存

買ってきた牛肉をあなたはどこに保存していますか。

私は長期保存するために小分けにして冷凍庫に入れたり、そのまま冷蔵庫にしまったりしています。

でも、どうせなら買ってきた時の美味しい状態で牛肉を食べたいなと悩んでいました。

そこで見つけたのが「チルド保存」です。

各冷蔵庫メーカーはチルド室に力を入れていて、日立からはまるごとチルドの冷蔵庫という商品が発売されています。

食品の鮮度を保ち美味しく食べるために、チルド保存はとても重宝しています。

では、そのチルド保存だとどのくらいの期間、牛肉を新鮮に保つことが出来るのでしょうか。

チルド保存可能期間

基本的に、チルド室での保存期間は消費期限と同じです。

各冷蔵庫メーカーも、消費期限内に消費することをおススメしています。

消費期限も変わらないのに、なぜ「チルド室」なんてあるの?
わざわざ使う必要ある?

確かに消費期限が変わらないのであれば、チルド室を使う理由はあまりないと思ってしまうかもしれませんが、それは大間違いです。

チルド室を使う理由は、食品の鮮度を一番良い状態で保存してくれる空間だからです。

消費期限は変わりませんが、牛肉を一番美味しい状態で保存してくれるのであれば使わないのはもったいないです。

買ってきた牛肉をそのまま冷蔵庫に入れていた私は、とても損をしていたことになります。

これからは、買ってきた牛肉はチルド室に入れて、美味しい状態を保ったまま消費期限内に食べきりたいと思います。

そもそもチルドって何?

まずは「チルド」の規定について知っておきましょう。

チルドとは「冷却した」という意味で日本工業規格によって約0℃と規定されています。この温度帯だと、食材が凍り始める寸前まで冷やすことができ、長期保存が可能になります。凍りきらない低めの温度なので、加工食品などの保存に適しています。

引用:https://panasonic.jp/

この「0℃」という温度が大切です。

この温度を保つことによって、食品が傷みを防いだり長期保存を可能にしてくれたりします。

ちなみに、冷蔵庫は3~6℃あり、野菜室は3~8℃です。こうみると、チルド室の温度が低いことがわかりますね。

では、チルド室にはどんな食品を入れればいいのでしょうか。

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チルド保存に向いてる食材
  • 発酵食品:ヨーグルト、納豆、チーズなど
  • 練り物:かまぼこ、ちくわなど
  • 加工品:ハム、ソーセージなど
  • 生鮮食品:魚介類、肉類など

これらの食品はチルド室に入れておくと、鮮度が保たれて美味しさが長持ちします。

是非、チルド室を活用してみてください。

チルド室に入れた方が良い食材がこんなにあったなんて…
美味しい状態を保てず損していたのが悔しいです!

 

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牛肉の消費期限切れと変色

様々な料理で牛肉を使用しても、消費期限をうっかり過ぎてしまうことがあります。

折角の良いお肉なので、捨ててしまうのはもったいないです。

消費期限を過ぎてしまっても、牛肉を食べることが出来るのでしょうか。

消費期限切れは食べても大丈夫?

消費期限が切れていても、牛肉を食べても大丈夫なのでしょうか。

どのくらいまで食べることが出来るのか気になったので調べてみました。

消費期限切れは何日まで大丈夫?

1日過ぎた牛肉

消費期限は少し早めに設定されているので、きちんと保存されていれば1日ぐらいなら大丈夫

2日過ぎた牛肉

  • 2日目も食べられる可能性は高いが、牛肉の状態を確認する必要がある
  • 夏場や冷蔵庫の開閉が多い場合は、注意が必要
  • 特に注意したい牛肉:ひき肉こま切れ肉

3日過ぎた牛肉

  • 3日めになると危険ゾーン
  • 牛肉の状態を隅々までよく確認する必要がある

季節や冷蔵庫の開閉回数によって牛肉の状態が違ってくるので、よく確認してから食べるようにしましょう。

できるだけ消費期限内で食べるようにしましょう!
その方が美味しい状態で牛肉を食べられますね!

豆知識

そもそも消費期限賞味期限の違いを知っていますか。

  • 消費期限:食品に合った保存方法で保存した場合に、安全に食べることが出来る期限
  • 賞味期限:未開封の状態で食品のあった保存方法で保存した場合に、美味しく食べることの出来る期限

牛肉の場合は「消費期限」が書いてあるので、安全に食べることの出来る期限が記載されているということになります。

変色した牛肉は食べても大丈夫?

消費期限が2日ぐらい過ぎてしまっても何とか食べられるようですが、一体どんな状態になったら食べることが出来ないのでしょうか。

判断基準は3つあります。

  1. ニオイ
  2. 牛肉の状態

この3つの基準から、牛肉が傷んでいるのかいないのかを判断することが出来ます。

判断基準1:牛肉の色

美味しくて新鮮な牛肉は、赤い色をしています。

しかし、消費期限を過ぎたあたりから色が段々と変化していきます。

注意が必要な色は、黄色・灰褐色・緑です。

これは、牛肉の酸化や菌の繁殖による色の変化です。

この色になったら食べるのはやめましょう。

判断基準2:牛肉のニオイ

2つ目の判断基準はニオイです。

牛肉が傷み始めるとニオイがし始めます。

危険なニオイは、酸っぱいニオイ・アンモニア臭・腐ったニオイです。

これらのニオイがしたら牛肉が傷んでいるので、食べるのはやめましょう。

判断基準3:牛肉の状態

3つ目の判断基準は牛肉の状態です。

もし牛肉が、粘り気がある・糸を引いている状態であれば食べるのをやめましょう。

変色や嫌なニオイがしなくても牛肉が傷んでいます。

 

以上が、牛肉が傷んでいるかどうかの判断基準です。

家族やあなたが体調不良になってしまわないためにも、是非覚えておいてください。

折角買った牛肉がこんな状態になってしまう前に、美味しく食べてしまいたいですね!
どうすればいいのでしょうか?

 

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美味しく牛肉を食べるために

美味しい牛肉は、変色したり、嫌なニオイがしたり、状態が悪くなってしまう前に食べてしまいたいですよね。

では、そうすればいいのでしょうか。

ここではおススメの保存方法を2つご紹介します。

チルド保存する

最初にご紹介したように、買ってきた牛肉をチルド保存すると牛肉を良い状態で保存することが出来ます

しかし、チルド室では良い状態で牛肉を保存出来ますが、消費期限は変わりません

消費期限は変わりませんが、普通の冷蔵庫に入れるより美味しい状態の牛肉を食卓に出すことが出来ます。牛肉を美味しく食べるために、是非チルド室を活用してください。

また、チルド室の役割は生の牛肉の鮮度を保つだけじゃないんです

こちらのInstagramにもあるように、生の牛肉の鮮度を保ってくれるだけではなく、冷凍保存しておいた牛肉も美味しく解凍してくれます。

冷凍しておいた牛肉をゆっくり、徐々に解凍してくれるので、牛肉の美味しさを奪ってしまう「ドリップ」を防ぐことが出来ます。

冷蔵庫で解凍するよりは時間が掛かってしまうのがデメリットですが、美味しさを求めるのであれば是非チルド室での解凍をおススメします。

チルド室って本当に凄いですね!
でも、チルド保存だと消費期限しか保存期間がありません。もっと長く保存出来る冷凍保存についても調べてみました。

冷凍保存する

チルド保存の他におススメなのが、冷凍保存です。

保存方法と解凍方法を正しく行えば、チルド保存と変わらない鮮度を保った状態の牛肉を食べることが出来ます。

買い物から帰ってきて疲れているかもしれませんが、まず、トレーのまま冷凍庫にしまうのはやめましょう

それでは美味しい状態で食べることが出来なくなってしまいます。

是非、こちらの方法で冷凍庫に入れてください。

冷凍保存方法
  1. 牛肉に水分があれば拭き取る
  2. 使いやすい量をラップに包む
  3. フリーザーバッグに入れ密閉する

注意点

  • 牛肉を小分けにする場合は、菌がついてしまうので素手では触らない
  • 必ず密閉して冷凍する
  • 美味しさを保つために自然解凍をしましょう

解凍方法はこちらを参考にしてみてください

冷凍保存は、3週間を目処に使いきりましょう。冷凍保存だと、チルド保存より長い期間保存することが出来ますね。

今回ご紹介したのは生のままの牛肉を保存する方法ですが、この他にも味付けした状態で冷凍する方法もありますし、焼いてから保存する方法もあります。

これらの保存方法でも、基本は一緒です。焼いてからの場合は、必ず粗熱を取ってから冷凍しましょう。

また、生の牛肉をそのまま冷凍した時と同じように、3週間を目処に使い切りましょう。

これで、牛肉を美味しい状態のまま3週間も保存することが出来ます。

良い状態で保存しておいた牛肉で、美味しい料理を沢山作りましょう!
家族の喜ぶ顔が目に浮かびます!

 

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まとめ

まとめ
  • チルドの保存期限は消費期限と一緒だが、冷蔵庫に入れるより鮮度が守られる
  • チルド保存とは、約0℃で食品を保存し食品の傷みを防いでくれる保存方法
  • 消費期限切れは食べても平気な場合があるが、牛肉の状態をよく確認する必要がある
  • 変色している・嫌なニオイがする・粘り気がある牛肉は傷んでいる可能性があるので、食べない方がよい
  • 美味しく牛肉を食べるためには、チルド保存して消費期限内に食べるきるか、冷凍保存するのがおススメ

買いすぎてしまった牛肉も、チルド保存や冷凍保存を使用すれば、美味しい状態で食卓に並べることが出来るとわかりました。

チルド室は、本当に凄い機能を持っていて、食品の鮮度を保つために積極的に利用した方が良い空間だということもわかりました。

家族に美味しい食事を提供するためにも、チルド室をどんどん活用しましょう。

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