鶏肉はどんな料理にもよく合い、万能な食材です。お子様にも大人気で主婦の強い味方ですね。
鶏肉はそのまま調理に使用することもできますがちょっとした切り方のコツを知ることでより食べやすく、おいしくすることができます。
味の染み込みをよくしたり、縮みにくくなったり、火が通りやすくなったり。
今回は鶏肉の切り方のコツとその効果についてご紹介したいと思います。
鶏肉の切り方のコツを3選ご紹介!
鶏肉はちょっとだけ切り方を工夫するだけでさらにおいしく調理することができます。
切り方のコツは大きく分けて3つです。
①皮を下にして切る
②繊維を切る
③余分な脂肪と皮を切る
このたった3つをするだけで鶏肉をさらにおいしくすることができ、さらに調理時間の短縮にもなります。
とても簡単にできますのでぜひ実践してみてくださいね。
以下では鶏肉の切り方のコツ3つについてさらに詳しくご紹介します。
①皮を下にして切る
「鶏肉の皮が切れない!」と思ったことはありませんか。
鶏肉は皮を下にすると切りやすいです。
ここでは基本的な鶏肉の切り方をご紹介します。
鶏肉は皮が柔らかいため皮の面を上にして切るとなかなか切れません。
包丁の切れが悪いとなおさら皮を切るのは一苦労です。
そんな時は鶏肉の皮目を下にして切ると切りやすいです。
皮が切りづらいときは巻いて切る
皮は切りづらくイライラすることもしばしば。
冷凍保存しておくために大きな鶏肉を買った時には包丁で切るのに一苦労しますよね。
そんな時におすすめなのは「鶏肉をくるっと巻いて切る方法」です。
鶏肉の皮の面を内側にして鶏肉をくるくると巻きます。
そしてお好みの大きさに切るだけで皮も簡単に切ることができるんだとか。
②鶏肉の繊維を切る
「鶏肉を調理すると硬くなってしまった。」と感じたことはありますか。
特に鶏むね肉は鶏もも肉に比べて食感が硬くなりがちです。
その理由は繊維にあります。
固くなってしまうのは加熱することで繊維が収縮してしまうためです。
それを防ぐために肉を叩いたり繊維を壊すために調味料につけたりします。
そしてもう一つの方法が繊維を細かく切ることです。
繊維の入っている方向と垂直になるように切ることで調理しても繊維の収縮が抑えられ食べやすくなります。
①皮を下にして鶏肉を横長になるように広げる。
②縦に数か所、深さ5cmくらいの切れ目を入れていく。
注意この時、「白く盛り上がったもの」が筋ですのでそれを断ち切るように切り目を入れるのもポイントです。特に盛り上がった筋は直接直角に1cm~2cmの切り目を入れましょう。
鶏肉全体に切れ目を入れることとは別に直接硬い筋に切れ目をいれるとより柔らかく調理できます。
鶏肉に切れ目を入れる効果
鶏肉に切れ目を入れたり、穴を開けたりすることで以下の効果が期待できます。
- 調味料がよく浸透する
煮込み料理をするときなど味が染み込みやすくなります。満遍なく味が染み込むように穴を均等に開けましょう。
- お肉の暑さが均一になり加熱ムラを防止する
加熱ムラを防ぐだけでなく、調理時間の短縮にもつながりますよ。
- お肉が柔らかくなる
繊維と垂直になるように切ることでお肉を柔らかくすることができますよ。
- 鶏肉全体が縮まらない
鶏肉をブロックにせずにそのまま調理する場合に鶏肉が縮まってしまいます。穴を開けることで鶏肉が縮むのを防ぐことができるのです。
③余分な脂肪、皮を切る
「勿体無い」が先行して余分な脂肪を取り除かずにそのまま調理してしまうこともあると思います。
ですが、しっかり取らないと「臭み」の原因になるので注意しましょう。
鶏肉をすぐに使用する場合はあまり気になりませんが冷凍保存して後で解凍して使用するときなどは余分な脂肪や皮を取り除いておくことをお勧めします。
「余分な脂肪」とは黄色味がかった脂肪のことです。血が混じっていたりすることもあります。また、身からはみ出た皮も取り除きましょう。
片手でつまんで引っ張ったり包丁で削ぐようにして簡単に取ることができます。
【白い筋を取り除く】
身から白い筋がでているときありますよね。もちろんそのまま調理もできますが白い筋を断ち切ることで調理した時に筋の硬い食感を感じにくくすることができます。
余分な脂肪や皮をとるついでに白い筋も取り除いてしまいましょう。
下記の動画では【鶏肉の切り方】の方法を閲覧できます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
鶏肉の切り方コツまとめ
鶏肉はどんな味付けでも美味しく食べることができ、調理も簡単で主婦の味方です。そんな鶏肉ですが、切り方を工夫することでより食べやすく美味しくなります。
少しいつもより時間があるときには試してみるのもいいですね。
美味しくなるだけでなく「加熱ムラ」をなくしたり、「熱が通りやすく」なったりと調理のしやすさにも繋がることがわかりました。
効率良い調理をするためにも切り方のコツを実践して調理してみましょう。
①皮を下にして切る
②鶏肉の繊維を切る
③余分な脂肪や皮を切る