ラム肉、食べたことありますか。
実は私は食わず嫌いで、今まで一度も口にしたことがありません。
だって、みんな言うじゃないですか。「ラム肉は臭い」って。
フランス料理などでは高級食材として扱われるラム肉。
プロの手に掛かれば、誰もが舌鼓を打ってしまう美味い料理に変身するポテンシャル。
きっとその独特の匂いも、プロの技を盗めば上手に消すことができるはず。
最近はスーパーでも冷凍のラム肉をよく見かけるようになりましたね。
フランス料理などで使われるものとはランクが違うのでしょうか、価格もお手頃。
ニュースや健康番組では、こぞってヘルシーなおすすめ食材として紹介しています。
そんなこと言われたら、万年ダイエッターとしてはチャレンジするしかありません。
家族の健康と私のダイエットのためにも、まずは家庭でできるラム肉の匂い消しの方法について調べてみましょう。
【意外と簡単!】家庭でできるラム肉の匂い消しの方法 3選
羊肉には主に「ラム」と「マトン」の2種類があります。
その違いは後述しますが、ラムはマトンより匂いが少ないというのはご存知でしょうか。
とは言え、ラム肉にもその独特な匂いは少なからずあります。
苦手な人にとっては、その少しの匂いだって嫌なものでしょう。
そこで、ここからは、家庭にやってきたラム肉に有効な匂いの消し方を3つご紹介します。
【知らない人多数?】脂を取り除こう
ラム肉のにおいのもと「フィトール」は、実は脂肪部分に特に多く含まれています。
また羊肉は、牛や豚などの他の動物の肉と比べ、酸化しやすい不飽和脂肪酸を多く含んでいます。
そのため、酸化臭が臭いと感じることも。
まずは下処理の段階で脂を取り除いたり、調理する段階で脂部分の数か所に切り込みを入れておいたりすると、余分な脂を溶かすことができるためおすすめです。
【プロが実践!】ハーブやスパイスを使おう
一番有名な方法はこちらではないでしょうか。
ちょっと高級なレストランなどで肉料理を頼むと、肉と一緒に焼いたり煮込んだりしたハーブが添えられたりしていますね。
また、スパイスなら、胡椒が粒のまま肉に乗って出てくることも。
ハーブは、リラックス効果や香りづけに良く用いられますが、臭み消しという役割も担っています。
ラム肉の匂いを取るためには、以下のようなハーブがオススメです。
- ローズマリー
- タイム
- クミン
ラム肉が安かったので、ローズマリーで臭い消しと白ワインもかけて臭みとりしたら美味しくできた。
— サシャ (@sasya) November 19, 2020
また、最近は、初めからハーブや塩、スパイスなどがミックスされたオールスパイスなども多く販売されています。
こういった、他の料理への使い回しも効くものを取り入れると便利ですね。
どちらも、少量のオリーブオイルやワイン(できれば赤)とともにラム肉に揉み込み、ジップロックなどに入れ冷蔵庫。
焼く30分~半日前くらいから寝かせておきましょう。
ハーブはドライのものでも大丈夫です。
【家にあるもので!】タレを作って漬け込もう
ラム肉の脂を取り除いてもハーブを揉み込んでも、まだ匂いが気になる。
そんな方は、家にある調味料などを使って、好みのタレを作って漬け込んでみましょう。
目指すはジンギスカンのたれ(焼肉のたれ)です。
醤油・酒・砂糖・酢などの家にある調味料に、生姜・にんにく・玉ねぎ・りんごなどをすりおろしたものを混ぜれば、簡単に「我が家の味」を作ることができます。
@tennenmonono だぅって!北海道の人は各家庭にオリジナルのジンギスカンたれがあるって!きいたもん!
— きじんさと@僕ラブ31【ラブ61】 (@kizinsato) February 6, 2013
ジンギスカンをよく食べることで有名な北海道では、家庭ごとにオリジナルのたれレシピがあるとか無いとか。
ラム肉の匂いの正体とは?
実はラム肉って、およそ生後12ヶ月以内の子羊の肉だってこと、知っていましたか。
ちなみに、それ以上に成長した羊の肉はマトンと呼び、このマトンがことの他匂いがキツいと言われています。
匂いが苦手ならマトンよりラムを選ぼう
では、なぜラム肉よりマトンの方が匂いがキツいのでしょうか。
その原因は羊が食べてきた餌の量によるからです。
羊の餌となる草に含まれる葉緑素クロロフィルは、フィトールという化学物質に変化することによって、特有の香りを生み出すと考えられています。
つまり、あの香りは「草の香り」ということなんです。
ラム肉はおよそ生後12ヵ月以下の仔羊の肉なので、当然、においのもととなる牧草を食べる期間も短く、マトンに比べると匂いも少ないのです。
ラム肉を食べて健康に!
ラム肉の匂いを消す方法を3つご紹介しましたが、どれも下ごしらえが重要だということがわかりました。
ラム肉のステーキ作ったけど、臭い消しが本当に大変… pic.twitter.com/strrPwLBUu
— べるりん@ゲーム実況者 (@Berlinyukkuri) December 18, 2019
一般的に広く食べられている食肉には、牛肉、豚肉、鶏肉があります。
匂いを消したりしなくても、どれも食べやすくて美味しいですよね。
なので、わざわざ匂いの気になるラム肉を、匂い消ししてまで食べなくても良いのでは、という考えも頭を過ぎります。
しかし、冒頭にもある通り、ラム肉は高タンパクで低カロリー、さらに脂肪燃焼効果があるLーカルチニンが牛・豚・鶏肉よりも豊富に含まれているので、まさにダイエット向きで体に良いのです。
ということで、最後はラム肉の一体どういうところが体に良いのかを調べてみましたよ。
Lーカルチニンが豊富
L‐カルニチンは脂肪代謝に重要なアミノ酸の一種です。
脂肪酸と結合し、ミトコンドリア内に輸送する役割を持っています。
つまり、L‐カルニチンがヒトの体内に無いと、脂肪酸からエネルギーが産生できなくなります。
また、この脂肪酸を運搬する働きは、他の栄養素では代替することが出来ないため、しっかりと補う必要があると言われています。
高タンパク質
人の体の約60%は水分でできていますが、15~20%はタンパク質でできています。
これは水分を除いた重量の約半分をタンパク質が占めることになります。
このタンパク質によって筋肉や臓器、肌、髪、爪、体内のホルモンや酵素、免疫物質などを作り、栄養素の運搬を行い、そしてタンパク質は微量ではありますが、エネルギーが消費される際に、アミノ酸としてその一部にもなります。
全身を作り上げているこのタンパク質は多数のアミノ酸が結合してできていますが、20種類のアミノ酸のうち、9種類は必須アミノ酸と呼ばれ、体内で合成することができないため、食事から摂取しなければなりません。
食事からのタンパク質(アミノ酸)摂取を疎かにし、必要量に対して不足してしまう日が続くと、筋肉量の低下に限らず、健康に対しても様々な影響が考えられます。
そのため、普段から高タンパクな食事を心がける必要があるのです。
低カロリー
私たちの体は、食べたものを消化したり、考えるときに脳を動かしたり、身体を動かして運動をしたりするときなどにエネルギーを必要とします。
この人間が活動をするために必要なエネルギーの量が「カロリー」と呼ばれているものです。
しかし、現代の食生活では、日常生活で消費するカロリー以上に、食事からカロリーを過剰摂取してしまう傾向にあります。
必要以上のカロリーを摂取することで、脂肪が付きやすく、肥満などになりやすくなるのです。
そのため、健康面からも低カロリーの食事が推奨されています。
ヘルシー美味しいのジンギスカンですね〜🤤✨いまいち私は自分の家で上手くラム肉の臭い消しが出来なくて😱💦それから自宅ではラム肉の料理作っていないです😢美味しいハズなのに〜。ダイエットにも良いって聞いたのに…残念。
— つむぎ (@M5xcP) September 22, 2017
まとめ
今回は、家族の健康と私のダイエットのため、匂いの強いラム肉を美味しく食べるために、家庭でできるラム肉の匂い消しの方法について調べてみました。
この記事でご紹介した3つの方法を実践して、積極的にラム肉のお料理をご家庭に取り入れていきましょう。
- 匂いが苦手ならマトンよりラム(仔羊)がオススメ
- ラム肉の匂いを消す3つの方法
- ラム肉は高タンパク・低カロリーで脂肪燃焼効果も高い