豚肉の常温放置は何時間まで?12時間・半日の判断と腐ったサイン

スーパーで豚肉を買ってきた際、「しまった!冷蔵庫に入れ忘れた!」ということはありませんでしょうか。

「豚肉の常温放置」はまずいですよね。しかし、ついついやってしまいます。

「キッチンに放置ならまだ涼しいから大丈夫」と思ってみたり、「リビングに放置だともうアウトかも」と思ったり、放置した場所の「涼しさ」でセーフかアウトか悩んだりします。

そこで今回は「豚肉の放置放置は大丈夫なのか?」についてご紹介したいと思います。

合わせて、「豚肉が腐った時のサイン」についてもご紹介します。

 

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豚肉を常温に置いていい時間の目安【時間別】

まず結論を先にお伝えします。豚肉を常温に置いてよい時間は、冷蔵庫から出して調理するまでの短時間だけです。放置してしまった時間ごとの考え方を、下の表にまとめました。

常温放置した時間ごとの判断
  • 〜30分:調理前に常温に戻す範囲。そのまま加熱調理する
  • 〜2時間(涼しい室内):ここが一般的な許容の上限。すぐに中心部まで加熱して食べきる
  • 2〜3時間:気温次第で危うくなる。夏場や暖房の効いた部屋なら処分を検討する
  • 半日(6〜12時間):おすすめできません。見た目に異常がなくても菌はかなり増えています
  • 12時間以上・丸1日:食べないでください

 

判断が分かれるのは2〜3時間のあたりです。なぜここが境目になるのかというと、細菌がもっとも増えやすい温度帯がおよそ10〜60℃だからです。日本の室温はほとんどの季節でこの範囲に入ってしまいます。

夏場や暖房の効いた部屋では、この表よりさらに短く考えてください。逆に真冬の10℃を下回るような場所なら、もう少し余裕があります。気温によって答えが変わるので、「何時間なら絶対に大丈夫」という一律の線は引けないのです。

 

「12時間放置してしまった」場合はどうする?

一晩うっかり出しっぱなしにしてしまった、というのがいちばん多いパターンだと思います。

残念ですが、12時間を超えて常温に置いた豚肉は処分してください。色もにおいも変わっていないように見えても、菌の数は肉眼では分かりません。

もったいない気持ちはよく分かります。ただ、食中毒になれば数日は動けなくなりますし、小さなお子さんや高齢の方が口にすると重くなることもあります。豚肉1パックの値段と比べて、割に合わないと考えてください。

豚肉は常温で何時間放置可能?

結論から申しますと、残念ながら豚肉は常温放置ができません。

というのも公的な機関が「豚肉は〇〇時間なら常温放置できます。」と明言していないからです。

しかし、中には食べてしまった方もいるようです。

豚肉を常温放置した経験がある方でそのまま食べても大丈夫だったという方もいました。

また、「明日休みだからお腹を壊しても大丈夫」と食べていた方もいました。
「常温放置した豚肉を食べてみた」という方の例をご紹介します。

車に豚肉を放置してしまったが、変色していなかったため調理して食べた。


豚肉を夏の蒸し暑い時期に数時間放置しましたが腹痛もなくセーフだった。

豚肉を丸一日放置して加熱調理して食べた。


豚ロースを一日常温放置して食べた

他にも、

  • 豚肉を比較的寒いキッチンで12時間放置し食べた
  • 10℃程度の場所で豚ホルモンを5時間ほど放置して食べた
  • 氷と一緒に豚肉を3時間から4時間持ち歩いたけど腐らなかった

常温放置した場所や温度に関わらず数時間から丸一日放置しても大丈夫だったという方は意外にもたくさんいました。

従って、これらの経験を見ると「菌の繁殖」が原因で食べられない場合はあるものの、常温放置した豚肉は絶対に食べることができないと言い切ることはできないということがわかりました。

しかし!常温放置してしまった豚肉をもったいないと思って食べる際は十分に気をつけてくださいね!

 

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豚肉を常温放置!なぜ?

実は「豚肉の常温放置」で失敗してしまった人の多くが「調理をする豚肉を常温に戻してから調理しようと思っていてそのまま忘れてしまった」という経験談がもっとも多かったです。

お肉類は当然ですが冷蔵や冷凍で冷やした状態で販売されています。

調理をする際は、お肉の表面よりも中心の方が温度が低くなっており、そのまま調理すると加熱ムラの原因になるんだとか。

それを防ぐために、豚肉を常温に戻してから調理をする方が多いのですが、豚肉を室温に戻しているのを忘れてそのまま放置してしまう方が多いんです。

ある程度常温に戻すのはむしろ豚肉を美味しく調理するポイントなんだね!

常温に戻しているのを忘れて放置なんてことにならないように気をつけましょう。

私は忘れないようにタイマーをセットして解凍をしようかしら!

 

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豚肉を常温放置すると何が危険?その理由とは?

豚肉はなぜ常温放置してはいけないのでしょうか。

実際、常温放置してしまった豚肉を食べてお腹を壊した方もいます。

豚肉を常温放置すると食中毒菌と寄生虫が増殖する!

豚肉を常温放置することがなぜいけないのか。

その理由は、豚肉の常温状態が食中毒菌と寄生虫の増殖の原因になるからです。

実は、豚肉の新鮮度に関わらずこれらの菌は付着しています。温かい場所では菌の増殖が活発になるんだとか。

この食中毒きんや寄生虫を残したまま豚肉が体内に入ると「食虫毒」を起こす危険性があります。十分に気をつけましょう。

食中毒の予防方法は?

食中毒を起こさないために必要なことは「菌を増やさないこと」「十分に加熱すること」です。

  • 冷蔵や冷凍で保存する
  • しっかりと中心部まで加熱をする
  • 調理器具はすぐに洗い他のものとは分けたり、触れさせないようにする

このようにすぐに使用しない場合は「豚肉を冷やしておく」ことが重要です。豚肉を常温で放置するのはとても危険な行為だということがわかりますね。

私も豚肉を常温放置しないように注意しないとダメね!

 

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「加熱すれば大丈夫」は成り立たないことがある

常温放置した豚肉について、いちばん多い思い込みがこれです。しっかり火を通せば菌は死ぬのだから問題ないはず、という考え方ですね。

たしかに菌そのものは加熱で死にます。ただ、それで解決しない理由がふたつあります。

 

菌が出した毒素は加熱しても消えない

食中毒の原因になる菌のなかには、増えながら毒素を出すものがあります。代表的なのが黄色ブドウ球菌です。

この毒素がやっかいなのは、熱にとても強く、長時間加熱しても分解されないという点です。つまり、菌を殺しても毒素だけが料理のなかに残ります。

「においも見た目も問題なかったのに、食べたら気持ち悪くなった」という話が起きるのは、これが理由です。加熱は万能ではありません。

 

豚肉はそもそも生焼けが許されない

もうひとつ、豚肉には牛肉と違う事情があります。豚肉はE型肝炎ウイルスや寄生虫のリスクがあるため、常温放置とは関係なく、しっかり火を通すことが前提のお肉です。

厚生労働省は、豚肉は中心部を75℃で1分間以上(または63℃で30分以上)加熱するように呼びかけています。

常温に長く置いてしまった豚肉は、菌が増えているぶん、この加熱条件を満たしてもなお安心とは言い切れません。「加熱でなんとかする」ではなく「そもそも増やさない」という考え方に切り替えてください。

豚肉の常温放置で腐った時はどうなる?サインは何?

腐った時はどうなるのか。

実際豚肉を常温放置して「腐ったかも?」となった方のコメントを集めてみました。

変色

どす黒くなる

酸っぱい

このように、見た目だけでなく、匂いにも変化があるようです。

食べることができない豚肉のサインは以下の通り。

食べられない豚肉のサイン

見た目:変色(どす黒い、緑色)

臭い:変なムンとした臭い、酸っぱい匂い

上記だけでなく違和感を少しでも感じたら食べないことをお勧めします。

 

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腐った豚肉は色・におい・触感で見分けられる!

腐っている豚肉には、色・におい・触感に変化が表れます。それぞれの点から簡単に見分けることができるので、ぜひ覚えていきましょう。

豚肉が緑や灰色に変色したら注意!

鮮度の高い豚肉はピンク色や赤色をしています。一方、常温でしばらく放置した豚肉は緑や灰色に変色していきます。

中には茶色や黒に変色することもあるようです。

このように、赤色から変色していまった豚肉はすでに腐っているので、たとえ常温放置で1時間経っていなくても処分しましょう。

豚肉は腐るとにおいがキツくなる

豚肉は常温で放置しておくと、徐々にキツいにおいがしてきます。具体的に、豚肉が下のようなにおいになったら腐っていることが分かります。

腐っている豚肉の臭い
  • 気持ち悪い臭い
  • 鼻にツンとくる臭い
  • アンモニアのような臭い
  • 酸っぱい臭い
  • 生ごみのような臭い
  • ヨーグルトが発酵した臭い

豚肉からこれらのにおいがしたらお腹を壊す危険性があるので、処分することをおすすめします。

また、においに鈍感で判別がつかない方は、実際に豚肉を加熱してみましょう。腐った豚肉のにおいは加熱することでよりキツくなります。

傷んだ豚肉の表面はネバネバしている

触感でも豚肉の状態は判断できます。豚肉はしばらく常温で放置しておくと、表面にぬめりが出てきます。

実際に触ってみると、豚肉の表面がネバネバしていたり、豚肉の表面から糸を引いています。

たとえ色やにおいに問題がなくても、表面がネバネバしている豚肉は廃棄してしまいましょう。

他にも傷んだ豚肉の見分け方はあるのかしら。

実は、傷みが進んでいる豚肉を判別する方法があります。

 

トレイが血でにじんでいる豚肉は黄色信号!

これまで紹介した3つの変化は、既に腐ってしまった豚肉を判別する見分け方です。一方で、豚肉が傷み始めた状態を判別する方法もあります。

豚肉のトレイの中を見てみましょう。豚肉の血や水分がにじみでていませんか。

もしトレイに血や水分がにじんでいる場合、その豚肉は傷み始めていると分かります。

血がにじんでいる豚肉はすぐに食べるべきよねー

このような状態の豚肉はまだ食べることができます。すぐに調理して美味しく食べてしまいましょう。

 

まとめ

今回は豚肉の常温放置についてご紹介しました。

  • 豚肉の常温放置は基本的にはしてはいけない
  • 豚肉の加熱ムラを防ぐために常温で数分放置するのはOK
  • 常温放置しても食べられる場合もある
    ※ただし、自己責任です。長時間常温で放置した豚肉は菌が繁殖している可能性があります。十分に注意しましょう。
  • 常温放置してしまった後、違和感を感じたら使用しない、食べない
  • 常温放置の豚肉は食中毒を起こす危険性がある

    もっとも怖いのは豚肉での食中毒です。

    「もったいない」が先行して常温放置してしまっても食べようとする人が多いようです。

    食べる際は十分に確認し、変色していないか、異臭がしないか、食べた時に違和感は感じないか確認しながら慎重に調理師食べましょう。

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