羊肉と言えば、ラムやマトンが有名です。
ホゲットはラムとマトンの間の年齢に位置する、羊肉になります。
あまり耳にしたことがない人も多いと思いますが、ホゲットはラムやマトンとどう違うのでしょうか。
ここではラム、マトン、ホゲットの判別方法や、味の違いについてお伝えします。
ホゲットと他の羊肉との違いは?
ホゲットは、ラムやマトンの間の年齢に位置する羊肉です。
定義は国によって異なるようですが、判別する方法が2種類あります。
- 年齢で判別する方法
- 歯の本数で判別する方法
年齢で判別する方法
羊肉は年齢によって呼び方が変わります。
ラムは1歳未満、ホゲットは1歳から2歳の間を言い、マトンは2歳以上になります。
ラム…生後1年未満の子羊肉
マトン…生後1年以上の羊肉
ホゲット…マトンのうち1年以上2年未満の羊肉
歯の本数で判別する方法
羊肉を歯の本数で判別することも出来ます。
乳歯のみなのがラム、永久歯が1本あるとホゲット、永久歯が2本以上あるとマトンと判別します。
永久歯がゼロ本で乳歯のみ ラム 永久歯が1本 ホゲット 永久歯が2本以上 マトン
ではホゲットの味は、ラムやマトンとどう違うのか特徴をみていきましょう。
ホゲットはラムやマトンと味や特徴はどう違うの?
ホゲットはマトンより癖が少なく、ラムより味がしっかりしています。
マトンは成長した肉なので、羊ならではの独特な香りがして肉質や味もしっかりしていますね。
旨味はありますが、お肉は硬めです。
ラムは子羊なので臭みが少なく、とても柔らかいです。でも淡泊で若干物足りなさもあるようです。
ホゲットは、マトンとラムのいいところどりで、柔らかくて旨味もしっかりあるのが特徴です。
ホゲット肉は、ラム、マトンそれぞれの長所と短所のバランスがとれた中間的な味・食感で、個人的には非常に美味しいお肉だと思っています。
こちらの農園はホゲットを絶賛してますね。
味や特徴を表にまとめてみました。
ホゲット | 旨味がしっかりあるが、癖が少ない | 柔らかい |
ラム | 癖が少ないが、淡泊 | 柔らかい |
マトン | 羊ならではの香りで癖がある、旨味もある | 硬い |
味 | 食感 |
マトンは癖があって食べられないけどラムは淡泊で物足りないという人に、ホゲットはぴったりです。
羊サンライズ@麻布十番
•ホゲットはラムとマトンの間🐏
•店員さんが丁寧に焼いてくれる
•こんなに美味しい羊食べたことない
•羊嫌いな人も絶対食べられる pic.twitter.com/wtoxigWei4— 炙りがち子 (@WJXSv64lEgAg6rY) February 26, 2020
すごく美味しいジンギスカン食べた!道産サフォーク種のホゲット(生後1年以上2年未満の羊肉)岩塩で食べたけどほんと美味しくって、羊苦手な人もたぶん大丈夫!モモウデバラ肩ロースソーセージhttps://t.co/IQsTXvXcSY pic.twitter.com/qPvHvYBzZv
— キジトラ (@shimashima2828) July 2, 2016
ホゲットは日本では希少なの?
日本に流通している羊肉の99%は輸入です。
オーストラリアでは、12カ月を超えた羊肉はマトンとひとくくりにされることが多いようですね。
日本の羊肉はほとんが、オーストラリアとニュージーランドからの輸入になります。
最も多いのはオーストラリア産の羊肉で全体の63%を占める結果となっています。次いで多いのがニュージーランド産で、こちらは35%となっております。つまり、日本で出回る羊肉の98%は、このオセアニアの2ヶ国からの輸入羊肉ということになります。
出典:https://www.life-with-you.com/
そうなると輸入国も分類がラムとマトンの2種類となってしまうので、日本ではホゲットは希少となっています。
通販ではふるさと納税で購入が出来るようです。
まとめ
- ホゲットはラムやマトンの中間に位置する羊肉
- 味はラムやマトンのいいとこどりで、柔らかく旨味がある
- 日本では希少
元々ヘルシーで栄養価の高い羊肉の旨味を味わえて、やわらかく癖が少ないホゲットをぜひ一度食べてみたいと思った方も多いのではないでしょうか。
羊肉が好きな人、苦手な人もぜひホゲットを食べて羊肉の美味しさを実感して頂けたら嬉しいです。