鶏肉の部位の名前は何種類!?全部覚えてあなたも鶏肉マスターに!!

みんな大好き、お酒には欠かせない焼き鳥。

しかし、「あれ?これってなんの部位だっけ?」ってわからないこともしばしば。

「わからないからいつも同じ部位を頼んでしまっている」そんなこともあるのではないでしょうか。

今回は鶏肉の部位の名前をよく聞くものから少しマニアックなものまで一気にご紹介。

この記事を最後まで読めばあなたも鶏肉通になれること間違いなし。

しっかり学んで焼き鳥屋さんで知識を披露して、飲み会で注目を浴びちゃいましょう。

 

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どれだけ知ってる?まずは鶏肉の基本知識から

鶏肉の部位をご紹介する前にまずは鶏肉について少し学びましょう。

意外と知らない鶏肉のこと、ここまで知っていれば鶏肉上級者です。

よーし!しっかり鶏肉について学ぶぞー!

鶏肉にはどんな栄養素が含まれている?

鶏肉の基本的な栄養素はこの3つ。

鶏肉の主な栄養素
  • タンパク質…筋肉や髪、爪など身体をつくてっている成分
  • ビタミンB群…エネルギーを生み出すために必要な栄養素。
  • トリプトファン…体の中で作ることのできない必須アミノ酸の一つ。精神ストレスの軽減や睡眠の質改善に役立つ。

他にもむね肉には疲労回復効果がある「イミダゾールジペプチド」という成分が含まれていたり、レバーには鉄分が含まれているなど部分によって含まれている栄養が変わってくることもあります。

鶏肉のタンパク質は非常に良質なので、ダイエットや体づくりをしている方に好んで食べられていますね。

鶏肉は女性に嬉しいコラーゲンも豊富よね

体づくりや美容に欠かせない栄養がいっぱいだね

鶏肉の色は餌によって変わる?栄養素の違いは?

鶏肉の色は結論から言うと餌によって変わります。

餌にパプリカを入れると卵黄が濃いオレンジになることから、同様のことが肉の部分にも起こることが言えるのです。

鶏の餌は、とうもろこし・マイロ・大豆のカス・魚粉・米・ミネラル類をブレンドしたものが主に使われています。

この中で主になるのはとうもろこしなので、とうもろこしの色が濃いものだと肉の色が少し濃くなります。

地鶏などで餌に独自の材料を入れているところは、それらが色を変えていることもあるみたい

鶏肉の栄養も餌によって影響あるのかな?

実は鶏肉の色による栄養の違いはほとんどないようです。

特にわかりやすいのは卵で、スーパーで買うと色が濃い卵の方が値段が高いですがこれは栄養が高いからではなく鶏が食べる餌の量が多いからだそう。

お米だけ食べた「いい卵」とされているものはなんと黄身がほとんど白に近いのです。

逆に色をよくするために餌に人工的な着色料を入れていることもあるようなので気になる方は餌をチェックするのもいいですね。


ずっと赤い卵の方が栄養があると思っていたわ

色が濃くない卵の方がお得なこともあるなんてびっくりだね

地鶏とブロイラーの違いは何?

よく聞く「地鶏」と「ブロイラー」。

でもその違いって実際何なのかわかっていない方もいるのでは。

実は現在流通している鶏肉のほとんどはブロイラーです。

ブロイラーとは大量生産に適するように改良された鶏肉のこと。

一方、地鶏とは在来種の血が50%以上入っている鶏のことです。

地鶏はブロイラーよりも飼育期間が長く、生産効率が良いわけでなく値段は高めです。

簡単に言うと、「ブロイラー」は大量生産された鶏、「地鶏」は丁寧に飼育された鶏ということになります。

普段の料理にはブロイラーのお肉、お肉自体を楽しむ時には地鶏のように用途によって分けるのもいいわね

鶏肉って丸ごと全部食べられるの?

鶏肉は比較的に食べられる部位は多いですが、腸を食べることはないということを頭に置いておきしょう。

なぜなら雑菌がつきやすく、かつ足が早いから。

さばいてすぐ処理を上手にすれば食べられなくもないですが、衛生面や健康面を考慮して食べないことをおすすめします。

鶏の丸焼きをするときも腸を除くなど下処理には気をつけなくちゃね

 

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鶏肉の部位は29種類!!全部知ってたら超鶏肉通!!

鶏肉の基礎知識を学んだところで、ここからは早速部位の名前をご紹介していきましょう。

現在食べられている主な部位は全部でなんと29種類。

沢山あるのでよく聞く部位と少しマニアックな部位を分けてご紹介していきます。

焼き鳥屋さんでよく見かける!!メジャーな部位1〜14

まずは一度は見かけたり食べたことがあるであろう部位からご紹介していきます。

意外と別名と一致していないものもあるので改めておさらいしましょう。

1 むね肉 タンパク質を多く含み、脂肪が少ないためあっさりした味わい。肉質は柔らかい。
2 もも肉 足の付け根の部分。淡白な味わいだが、肉には脂肪もコクもある。鉄分、ビタミンを豊富に含んでいる。
3 ジューシーな旨味で焼くとパリッとした食感になる。首皮、胸皮、もも皮と部位によって味わいが異なる。
4 ささみ むね肉の内側の胸骨に沿って左右に一本ずつある肉。牛や豚のヒレに当たる部分。笹の葉に似ていることが名前の由来。
5 砂肝 胃の筋肉。胃が発達している鶏特有の部位、丸呑みしたたまほのからや貝殻などの餌を砕いてルリ潰すのでコリコリとした歯応えがある。
6 せせり 一羽からわずかしか取れない、首の周りのむき身。よく動く部位のため身の締まりがいい。
7 手羽先 羽の先の部分。ゼラチン質や脂肪が多く、濃厚な味わいで旨味があり、コラーゲンも多い。
8 手羽中 手羽先から手指を取り除いた部分のこと。ゼラチン質を多く含んでいる。唐揚げでよく使われるチューリップはこの手羽中を食べやすいように切って丸めたもの。
9 手羽元 羽の付け根の部分。胸肉に近いので肉がしっかりとついている。別名・ウィングスティック。
10 軟骨 骨の関節部の柔らかい部分。むね肉の軟骨はやげん・かっぱ・キール、ももはグリグリ、膝の部分はゲンコツと呼ばれる。
11 ハツ 心臓の部分。鉄分やナトリウム含有量が多く、内臓の中で最も高カロリー。別名・ハート、こころ。
12 レバー 肝臓の部分。鉄分、ミネラル・ビタミンAを含んでいる。新鮮なものは刺身でも食べられている。別名・キモ、ちぎも。
13 ぼんじり お尻の周りの三角の形をした肉。鶏肉の中で脂肪が乗ったものの一つ。メスの場合はみさきと呼ばれる。

焼き鳥が食べたくなってきちゃうね

この辺りはしっかり覚えておきたいわね

出会えたら超レア!?少しマイナーな部位14〜29

以下は少しマイナーな部位。

新鮮でないと食べられなかったり、一羽からわずかしか取れないなど希少な部位も多いので見かけたらとりあえず食べてみるといいかも。

14 ふりそで むねと手羽が接した部分。名前の由来は鳥の手の部分が着物の振袖に似ているから。別名・そで。
15 あずき 脾臓のこと。とても小さい形状からあずきと呼ばれている。滅多にお目にかかれず、ふわふわとした食感で、レバーを思わせる苦味もある。
16 あぶらつぼ ぼんじりの付け根の部分。脂を溜め込む部位で、ぼんじりよりも味わいは濃厚。一羽からわずかしか取れない。
17 おたふく 胸腺のこと。ラム肉でいうリー・ド・ヴォーに当たる部位。クリーミーでトロッとした舌触り。
18 がら 首、背から腰にわたるまでの骨と筋で肉を取り除いたもの。旨味の元になるグルタミン酸を多く含んでいるため主にスープの出汁を取るのに使われる。
19 きどう 肺につながる部分。軟骨によく似ているが厚みがなく薄い。脂はほとんどない。別名・ストロー。
20 きんかん メスの親鶏だけにある。腹卵のことで、この部分が卵黄になる、甘辛く煮たり、すき焼きに入れたりする。
21 した 滅多にお目にかかれないマニアックな部位。食感は硬く、コリっとしている。肉も脂質もほとんどない。
22 しょくどう 脂が周りについているので程よい旨味があり、人気の高い部位。別名・さえずり。
23 せぎも 腎臓のこと。骨から外すのに時間がかかる割には少ししか取れないため滅多に食べられない。鉄分はレバーより多く含まれている。
24 せんい 鶏の第一の胃。牛のミノに似ていて、噛みごたえがあり、あっさりとした味わい。
25 そり ももの付け根の骨のくぼみについている丸い肉。由来はフランス語の「ソリレス」から。これは「お馬鹿さんは残す」という意味。
26 とさか 頭の上の部分。ゼラチン質でもっちりとしている。コラーゲンが豊富。別名・鳥帽子。
27 はい 肺胞の中に血などが入っているため、食べているとちが滴ってくる。見た目はグロテスクだが旨味があり、マニアックな部位の一つ。
28 ぺた ぼんじりの少し上、腰の皮の厚い部分。尾を動かす筋肉を周辺の脂肪と一緒に切り出したもの。普通の皮より歯応えがしっかりある。
29 もみじ 鶏の脚先の部分。見た目が紅葉に似ていることが名前の由来。ゼラチン質が多く、独特の食感がある。中国料理でよく使われる。

聞いたことのない部位がいっぱい

見つけたら一度は食べてみたいわね

 

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まとめ

今回は鶏肉の部位の名前についてご紹介しました。

沢山ある鶏肉の部位ですがなんと種類は29種類

一見多いようですが全部覚えると飲み会で注目を浴びちゃいそうですよね。

栄養もしっかり含まれている鶏肉。

部位ごとに楽しむのはもちろん、沢山食べて健康的な身体を目指しましょう。

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