牛肉の部位と特徴がホルモンまでまるわかり!美味しい食べ方も紹介!

お肉の食感や、脂身「サシ」の具合でいろいろな味わい方のできる牛肉。

焼肉屋さんや精肉屋さんで多くの部位を見かけます。

しかし、ただ名前を言われても牛のどこの部位なのか、どんな味なのかわからない人も多いでしょう。

今回は、牛肉・牛ホルモンの部位と特徴・美味しい食べ方を調べました。

この記事を読むことであなたも牛肉マスターになることが出来ます。

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牛肉について

牛肉と言えば食卓に馴染み深いお肉ですね。

牛はほぼすべての部位を食べることのできる動物です。

からだ自体が大きなこともあり、部位も多く、品ぞろえの良い焼肉屋さんでは内臓部分のホルモンも食べることが出来ます。

新鮮な牛肉はお刺身やお寿司としても食べられていますよね。

栄養面では、血を作るヘム鉄、免疫力を高める亜鉛、動物性たんぱく質、ビタミンB2・B6・B12などが豊富で、育ち盛りのお子さんや貧血が気になる女性にもピッタリの食材です。

ほぼすべての部位が食べられるうえに、牛乳まで出してくれている牛さん。本当にお世話になっています。

 

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牛肉の部位と特徴

今回は上の図を参考に牛肉の部位と特徴10種を見ていきます。

これだけおさえておけば精肉屋さんで困ることはほとんどないでしょう。

牛肉の部位と特徴10種

ネック:首の部分。脂肪分が少なく固めの肉質。味は濃厚で旨味が豊富。ひき肉にされることが多い。

肩ロース脂肪と肉質のバランスが絶妙でコクがある。牛肉らしい味わい。霜降りになりやすくロース独特のうまみをもつ。薄切りにすると美味しさが引き立つ。最も大きな部位の一つ。

:脂肪が少なく固めで味は濃厚。たんぱく質が多い赤身肉。コラーゲンも多く含まれる。

リブロース:きめが細かく柔らか。赤身と脂肪のバランスが良い。霜降りになりやすい。

サーロイン:腰の上部。柔らかく、きめが細かく脂が上品。どんな焼き加減でも美味しく食べられる優れた肉質。厚切りでにすると調理したときに肉汁が逃げない。形・香り・風味が抜群に良く、最高級部位の一つ。 

バラ:きめが粗く繊維質や筋膜が多い。赤身と脂肪が層になっていて食べ応えがある。濃厚な味わい。

ヒレ:きめが細かく、もっとも柔らかい部位。味はあっさりとして上品。脂肪や筋がほぼない高級希少部位。

ランプ:モモ肉の特に柔らかく旨味も豊富な部位。

スネ:ほぼ筋。味は濃厚で主にスープのだしに使われる。コラーゲンが豊富。

 

ここにも牛肉マスターがいましたね。

ツラミは以下のホルモンの項目で出てくる頬肉、タテバラはバラの一部、まきはリブロースの一部です。

焼き肉店などでは独特の名前で呼ばれることもあります。

今まで名前のイメージで注文していたところもありますが、改めて肉質などの特徴を知ることが出来ました。

色々な部位のお肉を食べ比べ。いいなー。

 

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牛ホルモンの部位と特徴

牛には可食部として、ホルモンも有名で専門店も多くあります。

この機会に主な牛ホルモンの部位と特徴17種もおさえておきましょう。

よく聞かれる「ホルモン」と「モツ」の違いですが、同じ内臓部分の呼び方で、関西では「ホルモン」関東や九州では「モツ」と呼ぶ傾向があるそうです。

牛ホルモンの部位と特徴17種

タン:舌の部分。脂肪が多く味は濃厚。焼くと歯ごたえ、煮込むとトロトロの食感を楽しめる。免疫力を高めるタウリンが豊富。人気の希少部位。

ツラミ(ホホ肉・頭肉):頬の部分。柔らかく適度な脂を楽しめる。希少部位。

ウルテ(フエガラミ):喉の軟骨の部分。ホルモンとして分類される中で一番固い。食感を楽しむ通好みの部位。

ハツ(ココロ・ハート):心臓の部分。脂肪がなく、濃い赤色をしている。薄切りで出されることが多く、コリコリとした食感。ビタミンB1、B2が豊富。

カッパ:内臓を包んでいる筋膜。バラに面していて濃厚な味わい。固い。

ネクタイ:食道の部分。見た目、味共に赤身と似ている。脂肪分はあまりない。

ミノ:第1胃の部分。肉厚で弾力がある。脂は少なめでたんぱくな味。コリコリとした食感。

ハチノス:第2胃の部分。胃の内側で、ハチの巣のような形をしている。コリコリとした食感。

センマイ:第3胃の部分。コリコリとした食感。鉄分が豊富。

サガリ:第4胃の部分。適度な脂肪があり柔らかい。赤身肉に似た食感。希少部位。

ハラミ:横隔膜。赤身肉のように見える。柔らいが脂肪分は少なく食べやすい。

アカセン(赤センマイ・ギアラ):第4胃の続きの部分。脂と甘みがあり、ぷりぷりとした食感。

ヒモ(シロ):小腸。脂が多く、甘みがある。ゼラチンのようなぷるぷるとした食感。

シマチヨウ:大腸。適度な甘みがある。脂肪が多く柔らかい。ジューシーな食感。

マメ:腎臓。脂肪が少ない。柔らかい中にも少しコリコリとした食感がある。ビタミンA 、B2 が豊富。

レバー:肝臓。濃い赤色をしている。濃厚で深みのある味。柔らかい。ビタミンAが豊富。

コブクロ:子宮。柔らかく歯切れが良い

お店や地方によって呼び方が変わることもありますが、どこの部位なのかを確認すれば、食べる前に食感などの特徴を知ることが出来ます。

専門店に行くと希少なホルモンも置いてあって、ここぞとばかりにたくさん頼んでしまいそうです。

精肉売り場で手に入りやすいタンやハラミ、レバーはホルモンに分類されるのですね。

 

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牛肉の部位ごとの美味しい食べ方

牛には多くの種類の可食部位が存在し、様々な特徴がありました。

食べ方にも工夫をして一番おいしさを引き出した状態で食べたいですね。

牛肉の部位ごとの特徴を活かした食べ方をお伝えします。

牛肉の部位ごとの美味しい食べ方

ステーキ:リブロース・サーロイン・肩ロース・ヒレ・ランプ

煮込み・角煮:ネック・肩・バラ 

すき焼き:リブロース・サーロイン・バラ

炒め物:リブロース・バラ

しゃぶしゃぶ:リブロース・サーロイン

カツレツ:ヒレ

たたき:モモ・ヒレ・ランプ

ローストビーフ:リブロース・ランプ・ヒレ

牛ホルモンは全般的に、煮込みやたれに付け込んで焼き肉・炒め物にするとおいしく食べることが出来ます。

 

部位ごとの美味しい食べ方がわかればおうちにどんな牛肉が届いても自信をもって最高の状態で食卓に出せますね。

精肉売り場で普段食卓にあまり出さない牛肉の部位に出会っても、迷うことなくチャレンジすることが出来ますね。

 

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まとめ

牛肉・牛ホルモンの部位と特徴を調べたことにより、牛だけでこんなにたくさんの楽しみ方があるのかと驚かされました。

  • 牛はほぼすべての部位を食べることが出来る。
  • 一般的な牛肉の部位は10種類ほど。
  • 牛ホルモンの種類や呼び名はお店や地域によって異なる。
  • あらかじめ牛肉・牛ホルモンの部位や特徴を知っておくことで、注文したお肉の味や食感にギャップがない状態で楽しめる。
  • ほとんどの部位はステーキや焼き肉で楽しむことが出来る。
牛肉と牛ホルモンの線引きもいまいちわかっていませんでしたが、整理できてスッキリしました。

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