子供から大人までみんな大好きな牛肉。
焼肉やステーキ、すき焼きなどさまざまな料理に使われますが少しカロリーが高いイメージもありますよね。
しかし、牛肉には私たちにもたらす健康への効果がたくさんあるんです。
今回はその健康効果はもちろん、詳しい栄養成分のご紹介や部位別のオススメの調理法まで徹底解説していきます。
この記事を最後まで見ればあなたも牛肉マスター。
美味しく健康的な身体を手に入れましょう。
牛肉に含まれる10個の主な栄養成分はこれ!!バランス良く摂取して疲れ知らず!!
まずは牛肉に含まれる栄養成分からご紹介していきます。
牛肉に含まれている注目すべき栄養成分は主に10種類。
- タンパク質
- トリプトファン
- L-カルニチン
- 鉄
- ビタミンE
- ビタミンB1, B2
- ビタミンB12
- ビタミンK
- 葉酸
- パントテン酸
ここからは詳しく見ていきましょう。
タンパク質
体づくりに欠かせない栄養素の代表、タンパク質。
筋肉はもちろん髪の毛や爪をつくる働きがあります。
牛肉に含まれているタンパク質には人間の体内では作り出せない必須アミノ酸が多く含まれています。
トリプトファン
トリプトファンはアミノ酸の一種で赤身に多く含まれています。
日中は幸せホルモンとも呼ばれる脳内ホルモン、セロトニンに変化します。
L-カルニチン
脂肪を燃焼するミトコンドリアへと脂肪へ運ぶ働きがあります。
L-カルニチンを充分に補給することによって、体に溜まっている脂肪をエネルギーとして効率よく燃焼することができます。
鉄
もも肉には多くの鉄分が含まれています。
血液の赤血球を作っているヘモグロビンの成分になります。
血をつくる上で重要な働きをします。
ビタミンE
強い抗酸化作用があり、動脈硬化の予防や老化防止の働きがあります。
逆に不足すると血行が悪くなり冷え性や頭痛、肩こりが起こりやすくなったり、シミやシワができやすくなったりします。
ビタミンB1、B2
糖質からエネルギー生産をする栄養素で、脳神経系の正常な働きを助けます。
また皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きも担っています。
これらが不足すると食欲がなくなって疲れやすくなったり、口内炎や皮膚の炎症が起こりやすくなります。
ビタミンB12
ビタミンB12は葉酸と協力して、赤血球の中のヘモグロビンの生成を助けます。
また脳からの指令を伝える神経を正常に保つという役割があります。
不足すると血がうまく作られなくなり、痺れや知覚障害が症状として現れます。
ビタミンK
血を止める役割と共に骨をつくる手助けをします。
ビタミンKは骨粗鬆症の治療薬にも使われています。
多くの食品に含まれているため不足はしにくいですが、加齢と共に吸収量が減ってくるので注意が必要です。
葉酸
タンパク質や細胞をつくる際に、DNAなどの核酸を合成する働きがあります。
そのため妊婦さんは胎児の発育を促すためにたくさん摂取する必要があります。
また最近では脳卒中や心筋梗塞の予防にも効果的という研究があるそうです。
パントテン酸
エネルギー生産に不可欠な酵素を助ける補酵素です。
コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの剛性にも関係しています。
また皮膚や粘膜の健康維持のサポートをする成分です。
不足すると成長障害や知覚障害が起こるリスクがあります。
良いことたくさん!!牛肉の健康効果7つ!!
栄養成分について詳しく学んだところで次は牛肉が健康に対してどのような効果があるのか見ていきましょう。
なんと代表的な効果は7つもあります。
- 筋肉作りに役立つ
- 脂肪燃焼を促進してくれる
- 免疫力を高めてくれる
- コレステロールを減らしてくれる
- 貧血予防や疲労回復が期待できる
- ストレスを軽減しリラックス効果がある
- 美容効果がある
1.筋肉作りに役立つ
牛肉に含まれるタンパク質は身体をつくるのに欠かせない栄養素。
タンパク質は20種類のアミノ酸から合成されますがそのうちの9種類を「必須アミノ酸」と言い、これらは食べることでしか補えません。
牛肉にはこの必須アミノ酸がバランス良く豊富に含まれています。
そのため牛肉は筋肉をつくるには必要不可欠なのです。
牛肉はタンパク質が豊富に含まれているみたい
タンパク質をしっかり摂取すると筋肉量が増え、代謝が上がってカロリーの消費量が増えるみたい
さらに牛肉はL-カルニチンという栄養素が含まれており、これは体内の脂肪をエネルギーに変換してくれる栄養素みたい#健康 #ダイエット #便秘薬 pic.twitter.com/weugCuTrtC— la Seine (@laSeine17) January 18, 2022
2.脂肪燃焼を促進してくれる
牛肉に含まれるL-カルニチンは体内の脂肪を燃焼してエネルギーに変える手伝いをします。
その為、ダイエットには最適。
カルニチンは年齢と共に体内で合成される量が減ってしまうため、年々脂肪がつきやすくなりますが、牛肉は豚肉や鶏肉に比べてカルニチンが多く含まれていることからダイエットには牛肉が向いているといえます。
特にヒレ肉などの赤身肉に多く含まれています。
ダイエット中に牛肉を選ぶなら「ヒレ」と「肩」❗
この部位はダイエットに適している
✅低カロリー
✅低脂質
✅高たんぱく特に「ヒレ」は肩より適している。
ヘム鉄が豊富で鉄不足も解消できるし
カルニチンも豊富なので脂肪燃焼効果もあり! pic.twitter.com/XV3Yy8FUyg— じん@ダイエット専門薬剤師 (@kanriyakuzaishi) December 29, 2020
3.免疫力を高めてくれる
牛肉に含まれる亜鉛は免疫力を高める効果があります。
この亜鉛は体内でつくることができず食事から摂取しなければいけません。
最も多く含まれているのが牡蠣で、その次に多いのが牛肉と豚肉なので免疫力を下げないためにも積極的に牛肉を食べるといいでしょう。
さぶらい店長久保です(^-^)
皆さん知ってますか?
牛肉には免疫力アップ、免疫細胞を活性化する成分がたっぷり含まれてます!
免疫細胞が活性化して免疫力を高め、ウイルスに負けない体にしよう!
焼肉食べて、スタミナつけよう!とは体内の細胞から強くしようてなわけですな(^-^)本日もよろしくお pic.twitter.com/5hcG2GXcAn
— 焼肉さぶらい (@saburaigurafu) May 22, 2020
4.コレステロールを減らしてくれる
脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があります。
牛肉にはどちらも多く含まれており、最も多く含まれるのがオレイン酸です。
オレイン酸は善玉菌であるHDLコレステロールは変化させず、LDLコレステロールだけを減らします。
さらに血圧を下げて動脈硬化を予防する不可欠な栄養素。
質の良いブランド和牛は普通の牛肉よりも良質なオレイン酸をたっぷりと含んでおり、米沢牛などの有名牛がとろけるような口当たりになるのはオレイン酸によるものだそうです。
今日は11月29日。いいにく(肉)の日です。肉は健康に不可欠な栄養素の宝庫とされます。健康な体を作るタンパク質や生命維持に不可欠な脂質を含みます。牛肉や豚肉は血中コレステロールを一定に保つオレイン酸も多く含みます。高齢者の低栄養防止用に肉を1日80 gを目安に食べることが勧められています。 pic.twitter.com/6xeHxpukzS
— 名城大学 FS研 畜産 (Lab. Animal Science, Meijo Univ.) (@Meijo_FS_Animal) November 29, 2019
5.貧血予防や疲労回復が期待できる
牛肉が多く含むヘム鉄は、野菜から摂取できる非ヘム鉄よりも体内に吸収されやすいのが特徴。
鉄が不足すると貧血や疲労を招いてしまいます。
さらに汗をかくと体の外に排出してしまうため、毎日摂取することが大切です。
また貧血予防や疲労回復だけでなく、冷え性の予防や集中力のアップにもつながります。
赤身肉に多く含まれるので、牛肉の赤身を積極的に摂取しましょう。
いい牛肉が大量に安くなってたので!
牛肉の効能
薬膳的には気と血を補う滋養食材
・疲労回復
・体力向上
・貧血改善(鉄分は豚肉より豊富で吸収効率も高い)
・体温を高める(陽気の補充)
・胃腸機能アップタンパク質とミネラル豊富なので体力低下時に食べすぎない程度に食べるのがお勧め😊 pic.twitter.com/asNZYRhMIn
— タクヤ先生 中医学/薬剤師 (@takuyasensei) March 9, 2020
6.ストレスを軽減しリラックス効果がある
トリプトファンにはセロトニンという神経伝達物質を作り出します。
このセロトニンは精神のバランスを維役割を持つことから「幸せホルモン」と呼ばれています。
牛肉にはセロトニンを作り出すトリプトファンが豊富に含まれています。
牛肉を食べると幸せホルモンと言われる
セロトニンが分泌されるらしいよー!!嫌なことあったらみんな牛肉を食べよー😝 pic.twitter.com/FU41VBC2nI
— しゅう【脩】topdandy-1st- (@shu_1st) December 7, 2019
7.美容効果がある
牛肉にはビタミンB群も多く含まれています。
特にレバーに含まれるビタミンB群は、他の食材と比べてもトップクラス。
ビタミンB群は皮膚や毛髪、爪などの細胞を再生させる働きを助けるビタミンB6など美容にも重要な栄養素です。
美容のためにもしっかりとお肉を食べていきたいですね。
給料入ったから牛肉!!!美肌作りに必要な三大栄養素が効率よく摂取できる✨ pic.twitter.com/05CsMKGAFf
— かとりーぬ (@cat_8887) June 10, 2020
各部位の適した調理法は!?永久保存版の美味しいステーキの焼き方も!!
牛肉の栄養成分、健康効果を学んできたのでそろそろ牛肉が食べたくなってきたのでは。
そんなあなたに牛肉の部位別、オススメの調理方法をご紹介します。
そして牛肉といえばステーキ。
ということで最後には安いお肉も美味しいお肉に早変わりする焼き方もご紹介します。
牛肉の各部位の調理法
牛肉の部位別のオススメ調理法は以下の通り。
牛肉は余すことなくどんな料理にも使えるのが便利ですね。
ネック | 首の部分のお肉、じっくり煮込んで旨味を引き出すシチューやカレーが最適。 |
肩ロース | きめが細かく柔らかい部位。しゃぶしゃぶやすき焼き、焼肉などに。 |
肩 | 脂肪が少ない赤身肉。煮込むと柔らかくなるのでシチューやスープなどがおすすめ。 |
リブロース | 赤身と脂身のバランスが良い部位。ローストビーフやステーキに最適。 |
サーロイン | キメが細かくて柔らかい最高部位のひとつ。ステーキに最適でどんな焼き加減でも美味しく食べられる。 |
ヒレ | とてもキメが細かく柔らかい部位。淡白な味なのでバター焼きなどコクが出る調理に最適。ステーキにするとさっぱりとした味わいに。 |
ランプ | ももの中では最も柔らかい赤身肉。ステーキやすき焼き、たたきなど、どんな料理にしても美味しく食べられる。 |
もも | 最も脂身の少ない赤身肉。ローストビーフやたたきなどかたまりで調理する料理に向いており、刺身やユッケに使われることも。 |
バラ | 赤身と脂肪が層になったいわゆる三枚肉。肩バラはコマ切れやひき肉にしてハンバーグなどにもおすすめ。 |
すね | 足のふくらはぎの部分。長時間煮込むことでコラーゲンが溶出して柔らかくなる。出汁を取るのに最適な為、ポトフやシチューにおすすめ。 |
美味しくステーキを焼くコツ
特売でお安く買えたお肉を美味しく焼くコツをご紹介します。
永久保存版なので忘れないようにしてくださいね。
1)肉を常温に戻して塩を振る
焼く15分〜1時間前に出すと肉の中と外の温度差が小さくなり均一に火がはいります。
サラサラの塩の方がが振りやすいのでオススメ。
2)肉の厚さを目安に片面を焼く
フライパンを中火で熱し、厚さが1cmなら1分、1.5cmなら1分30秒と厚さを目安に焼きます。
肉は動かさないことがポイント。
3)反対面を30秒焼く
ステーキ用の1枚肉なら反対側は30秒程度でOK。
ひっくり返す時点で、側面も火が通って白っぽくなっているのがわかります。
4)肉汁を落ち着かせながら余熱調理
肉をまな板に置きアルミ箔をかぶせて5分おきます。
沸騰している肉汁を落ち着かせるイメージで余熱調理して完成。
まとめ
今回は牛肉の健康効果を栄養成分から徹底解説しました。
牛肉がもたらす健康効果は以下の7つ。
- 筋肉作りに役立つ
- 脂肪燃焼を促進してくれる
- 免疫力を高めてくれる
- コレステロールを減らしてくれる
- 貧血予防や疲労回復が期待できる
- ストレスを軽減しリラックス効果がある
- 美容効果がある
また牛肉に含まれる注目したい栄養成分は10種類もあることがわかりました。
どんな料理にも使え、手軽に食べられる牛肉。
美味しく食べて健康的な体づくりを目指しましょう。