最近ではなかなかお目にかかることのないラム肉。スーパーで見かけることはあまりありませんが、肉の専門店に行くと買うことができます。
カロリーが低いうえに栄養豊富なラム肉ですが、料理で使うことは多くありません。
私もいただきもののラム肉を冷蔵庫の中に放置しがちです。
そして、いつの間にかラム肉が腐ってしまうこともあります。
そこで、今回はラム肉が変色するとどうなるのかについて調べていきます。
また、食べれる状態と腐ってしまった状態の見分け方についても紹介していきます。
これでラム肉を安心していただけますよ。
ラム肉は黄色や茶色に変色する!
元々ラム肉は上の画像のように赤色やピンク色をしています。
ただ、消費期限を過ぎた頃からラム肉は傷み始め、次第に黄色に変色していきます。ちなみに、消費期限は安全に食べられる期限のことです。ラム肉の場合、傷み始めるまでの期限が消費期限として設定されています。
さらに黄色のラム肉を放置しておくと、ラム肉は茶色に変色していきます。中には白に変色する場合もあるようです。これらの色のラム肉は完全に腐っている状態です。
ラム肉は腐ると感触やにおいも変わる!?
ラム肉が黄色い状態のときはそこまで感じませんが、だんだんと色が茶色や白になる頃には、感触やにおいにも変化が出てきます。
ラム肉は腐るとぬめりや粘り気が出てきます。もしラム肉を触った時、表面がぬるぬるしていたり、糸を引いたりしている場合、そのラム肉は完全に腐っています。
また、腐ったラム肉からは酸っぱいにおいがします。ツーンとするにおいです。
ラム肉以外の鶏肉や豚肉も腐ってくると酸っぱいにおいがしてくるので、ラム肉も同じように判断するとわかりやすいですね。
たしかに、本来のラム肉のにおいも好き嫌い分かれるものです。
もしラム肉を加熱してより強いにおいが出てくるときは、そのラム肉は傷んでいることが分かります。
まだ食べれるラム肉と腐ったラム肉の見分け方
ラム肉は傷み始めると色や感触、においに変化が起こることが分かりました。では、どれほどラム肉が傷んだ時に、私たちは廃棄すればよいのでしょうか。まだ食べれるラム肉の見分け方を紹介します。
ラム肉の傷み始めのサインとして、見分けるポイントはこの二つです。
- ラム肉が黄色に変色している
- ラム肉のトレイ内に血がにじんでいる
一つ目は、先ほど述べたようにラム肉が黄色に変色した時です。安全に食べられる消費期限を過ぎた頃に、ラム肉は黄色に変色していきます。
二つ目は、ラム肉が入っているパックの中に血がにじみ出した時です。血がにじみ始めるタイミングこそが、ラム肉が傷み始めるサインです。
ただ、これらの状態のラム肉はまだ食べられる状態です。早めに召し上がることをおすすめします。
一方で、茶色や白に変色し、表面にぬめりや粘り気があり、酸っぱいにおいのするラム肉は完全に腐っています。体を壊す可能性があるので、このようなラム肉は廃棄してしまいましょう。
もしラム肉の色の判別が難しいときは、実際にラム肉を加熱してみましょう。
腐ったラム肉からは強いにおいに加え、アクがたくさん出てきます。もし異臭を感じなかったり、アクがあまり出てこない場合、そのラム肉はまだ食べることができます。
ラム肉が腐る前に!正しい保存方法
では、そもそもラム肉が傷まないようにするには、どのように保存するのがよいのでしょうか。
結論から言うと、冷蔵か冷凍で保存するようにしましょう。
常温は絶対NGです。ラム肉は冷やしておかないと、すぐに傷んでしまいます。
冷蔵で保存する場合
ラム肉を冷蔵庫やパーシャル室で保存するまでの手順は以下の通りです。
- ラム肉をトレイから取り出す
- ペーパータオルでラム肉の水分をふき取る
- ラップでラム肉を包み、真空状態を作る
- 密閉袋に入れて、冷蔵庫に保存する
このように保存することで、冷蔵庫では3日ほど、パーシャル室では1週間ほど保存することが可能です。わずかな手間でできるので、ぜひ実践してみましょう。
さらに、ラム肉に下味をつけてから保存することで、スムーズに調理に取り掛かることができます。
冷凍で保存する場合
ラム肉を冷凍庫で保存するまでの手順は以下の通りです。
- ラム肉をトレイから取り出す
- ペーパータオルでラム肉の水分をふき取る
- ラム肉を一枚ずつ、氷水や塩水に漬ける
- 一枚ずつラップでラム肉を包む
- 冷凍用の保存袋に入れて、冷凍庫に保存する
氷水や塩水に漬けることで、ラム肉の水分が中に閉じ込められるため、酸化するのを防ぐことができます。ラム肉が腐ってしまう主な原因は酸化なので、こうすることで長く保存することができるのです。
冷凍庫での保存期間は一ヶ月が目安です。一ヶ月の間は、解凍することでいつでもおいしいラム肉を食べられます。
まとめ
ラム肉は元々ピンク色や赤色ですが、傷み始めると黄色に、そして完全に腐ると茶色や白に変色することが分かりました。
ラム肉が腐っているかどうかは色や感触、においで見分けることができます。茶色や白をしていて粘り気があり、酸っぱいにおいのするラム肉は腐っているのですぐに処分しましょう。
一方で、トレイ内に血がにじんでいるラム肉や、黄色に変色したラム肉はまだ食べることができます。早めに調理して食べることをおすすめします。
また、冷蔵庫で3日間、パーシャル室で1週間、冷凍庫で1ヶ月保存する方法も紹介しました。
安全においしくラム肉を食べるためにも、ぜひこれらのことを覚えておきましょう。
