あなたは馬刺しを食べたことがありますか。
馬刺しは馬肉を薄くスライスして生のまま食べるのですが、とても繊細な食べ物で少しでも時間を置くと黒ずんでしまうんです。
そんな繊細な馬肉ですが近頃は一部スーパーでも販売され一般的に食べられている料理です。
今では馬刺しは長野や山梨、山形、青森、福島で日本の幅広い地域で食べられていますがその発祥は熊本と言われています。
今回は「馬刺しとは?」「馬刺しの発祥は?」についてご紹介したいと思います。
馬肉?馬刺し?
「馬刺しは馬肉のこと?」と思う方もいるかもしれませんが馬刺しは馬肉の料理の一つに過ぎません。
馬肉を使用した料理は他にもあり、鶏肉や豚肉、牛肉同様に、焼肉やしゃぶしゃぶなどで食べることがあります。
他にも馬肉は燻製にして食べたり、もつ鍋、天ぷらなどの料理で幅広く使われています。
また、馬握りと言って、握り寿司にして食べることもあります。
馬刺しは料理の一つ。馬肉は馬刺し以外にもさまざまな調理方法で美味しく食べられているのです。
馬刺しは熊本県の郷土料理
馬刺しは熊本の郷土料理です。
通常は、お正月やお祝いの日に食べることが多いようですが、今ではスーパーでも馬肉や馬刺しは販売されているところもあります。
日本酒や焼酎のおつまみなど日常的にも食べられています。
馬刺しと一言で言っても、部位によって味が違いその違いを楽しむのも馬刺しの楽しみ方です。
- ロース
- もも肉
- レバー
- タン
霜降りの入ったロースや赤身であるもも肉の他、レバ刺しやタン刺しとしても食べられています。
他にも、ふたえご(バラ肉)やネッコ(大動脈)、たてがみの脂肪など馬肉独自の部位も楽しまれています。
熊本の郷土料理、馬刺しの発祥は?由来は?
発祥は熊本県熊本市と阿蘇地域です。
阿蘇地域は主に、熊本県の東部地方から大分県や宮城県の境近くに位置しています。
熊本は馬肉生産量が日本一です。熊本名物として馬肉料理【馬刺し】が有名です。
諸説ありますが、安土桃山時代に熊本藩・初代藩主であった加藤清正(かとうきよまさ)が朝鮮に出兵した際、朝鮮半島で食べるものがなくなり、最後の手段として軍馬を食べたことが馬刺しの始まりと言われています。
仕方なく食べた馬刺しでしたが、想像以上に美味しく帰国後も馬刺しや馬肉を食べていたそうです。
江戸時代はそもそもお肉を食べる習慣がなく農民の一部にしか食べられていなかった馬肉ですが、明治時代に入ると熊本や阿蘇地域に広まりました。
阿蘇地域は軍馬の産地として有名で戦後、食糧難になった際、馬肉が食べられたことをきっかけに広く一般に知れ渡りました。
昭和30年になると飲食店でも馬肉の提供が始まり、日本全国に広まりました。
郷土料理の馬刺しとは?
馬刺しはどんな料理なのでしょうか。
馬刺しはその名の通り馬肉のお刺身です。生で食べるなんて少し抵抗があるかもしれませんがしっかりと殺菌されていますので安心してください。
馬刺しは薄くスライスした馬肉を甘いタレにつけて食べる熊本の郷土料理です。
タレは薄く玉ねぎやおろし生姜、ニンニクなどを甘口醤油と混ぜ合わせます。
馬刺しは切った断面が綺麗なピンク色なのが特徴です。別名「桜肉」と言われるほどピンク色をしています。
しかし、少しでも時間が経つと黒くなるため、馬肉は鮮度が命です。
また、馬肉は融点(溶ける温度)が低いので早めに食べることが重要です。
他にも、桜納豆という料理もあるんだとか。一言に馬刺しといってもいろいろな楽しみ方があるようです。
綺麗なピンク色をした馬刺し、通称、桜肉ですが、納豆とも相性抜群です。
馬肉を包丁で細かく叩き、納豆と混ぜ合わせます。
うずらの卵を上に乗せ小ネギを散らして甘い醤油をかけて食べます。
馬刺しは通販でも購入可能!
馬刺しはスーパーでも販売されているというお話をしましたが、もちろん通信販売でも美味しい馬刺しを食べることができます。
ここではおすすめの馬刺しをご紹介したいと思います。
【馬刺し6種類セット300g】
こちらは馬肉の部位が6種類セットになった馬刺しになっています。冷凍なので鮮度が保たれたままお届け。
美味しい新鮮な馬刺しを食べることができます。専用ソースもついているので簡単に食べることができます。
【馬刺し希少部位3点300g】
こちらは馬肉の希少部位が3種類セットになった商品です。
甘い醤油だれもついているので簡単に調理し食べることができます。
【年間売り上げ1位の馬刺し赤身500g】
馬肉の赤身を使用した馬刺しです。
ぜひランキング1位の濃厚な旨味をお楽しみください。
熊本の郷土料理 馬刺しまとめ
今回は熊本の郷土料理、馬刺しについてご紹介しました。
軍馬を食べたことが馬刺しのきっかけということに驚きました。一言で馬刺しと言っても、部位によって味に違いがあります。味の変化を楽しむのも甘いタレの薬味を変えるのも良いですね。
あなたもぜひこの機会に馬刺しを挑戦してみてはいかがでしょうか。